ニュース

家族4人が初めて揃って和気藹々!橋本愛&宮崎あおい初共演「バースデーカード」完成報告会見(2016.10.06)

橋本愛と宮崎あおいが娘と母役として初共演した「バースデーカード」の完成報告会見が10月6日(木)に行われた。バースデーカードを通して成長していく主人公・紀子を演じた橋本愛をはじめ、父親・宗一郎役のユースケ・サンタマリア、弟・正男役の須賀健太、紀子が10歳の時にこの世を去った母・芳恵役の宮崎あおい、吉田康弘監督、主題歌「向日葵」を書き下ろした木村カエラが登壇。家族4人がピクニックに訪れた思い出の地・長野県霧ヶ峰高原の壮大な風景をバックに和やかなトークが展開された。

本作は、毎年届く“バースデーカード”に書かれたメッセージを通して、亡くなった母親と遺された家族との絆や深い愛情を描き出している。吉田監督はオリジナルの脚本も手掛けており、「役者さんたちやスタッフと丁寧に作った僕にとっては宝物のような映画になりました。映画は劇場で皆さんに観ていただいて、ゴールを迎えるので、多くの人に届けなければいけないという使命を感じています」と挨拶した。

17歳から25歳までの紀子を演じた橋本は「観終わった後に、本当にいい映画が出来たなと素直に嬉しい気持ちになりました。木村カエラさんの曲もとても素敵で、主題歌が付いて映画も完成するので、この作品を底上げしていただいたと思う」と感謝。するとユースケが「主題歌でブチ壊しになっている映画もありますからね。この映画は100点だけど、カエラちゃんの歌で120点になっている。全てが良い方に転んだ映画ですよ!」と太鼓判を押した。

2人からの絶賛を受けて木村は「心が温かくなる、大切な人を抱きしめたくなるような映画でした。監督にお会いした時も、ひとコマ、ひとコマ、『彼のこの表情が、彼女のこの表情がいいんだ!』と一生懸命伝えて下さって、映画と役者さんたちへの愛情を感じ、いい曲を作らないと!と思いました」と明かした。

家族4人のキャストが揃うのは、この会見が初めてということで、宮崎は「映画を通して子どもたちの成長を見ていたので『こんなにたくましく成長して!』という気持ちで一杯です。懐かしい気持ちというか、もっといろんなことを共有したかったなと思いました」と母親目線で2人を見つめると、須賀が「僕もです!」とすかさず応え、「橋本さんは僕より1つ年下なので、自分の方が大人っぽく見えてしまったらどうしようかと思っていたんですが、映画を観たら『何歳年下なんだ!?』と思うくらい弟の感じで、ホッとしております」と笑顔を見せた。

吉田監督はキャスト陣と話し合いながら柔軟に脚本も変えていったようで、「橋本さんから『紀子がいい子過ぎるんじゃないですか?』と言われ、確かに母親へのライバル心や年頃の反発するような感情が必要だと思いました」と明かし、橋本は「こんなに従順に手紙を受け入れて、20歳でバースデーカードがパタっと止まった時に、果たして2本足でしっかりと前に進むことができるのかな?と思ったんです」と紀子が葛藤を乗り越えて強い女性になっていけるよう演じたことを明かした。

また、バースデーカードを通して大切な人への想いを伝える映画ということで、「誰かに伝えたいメッセージがあるか?」と質問されるとユースケは「壮大な質問だね〜(笑)。弟が結婚するので『おめでとう』と言いたいですね。(結婚式では)司会も受付もするし、ここに居るみんなも来てくれるかもしれないよ。よくうちの弟と結婚してくれたね。ありがとう、サヤカちゃん」と祝福。

吉田監督は「僕は両親が他界していて、父もこの映画の撮影中に闘病していたので、見せることができませんでした。素敵な映画が出来たよ!と伝えたいし、天国からお客さんが劇場に来てくれるように念を送って下さいと言いたい」と明かし、須賀は「僕の誕生日が10月19日で、公開時期と近いので、一人でも多くのお客さんが来てくれることがプレゼントになると思います」と観客へ向けてアピールした。

公開情報 東映配給「バースデーカード」は2016年10月22日から全国公開
公式サイト:http://www.birthdaycard-movie.jp/

バックナンバー

ページのトップへ