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英語の歌も素晴らしい!!「SING/シング」日本語吹替版完成報告会見(2017.02.16)

「ミニオンズ」や「ペット」などのヒット作を生み出してきたユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンターテインメントのタッグによる新作アニメーション映画「SING/シング」の日本語吹替版完成報告会見が2月16日(木)に行われ、主人公のバスター・ムーンを演じる内村光良をはじめ、長澤まさみ、斎藤司(トレンディエンジェル)、大地真央、山寺宏一、坂本真綾、宮野真守が登壇し、初披露されたアフレコの本編シーン映像を見ながら、映画の見どころを語った。

かつては栄え、現在は客足の途絶えてしまった劇場の支配人であるコアラのバスター・ムーンは、寂れかけた劇場を元の光り輝く宝石箱へと蘇らせるために歌唱コンテンストをプロデュース。自己中心的なジャズ・ミュージシャンのネズミ・マイク、内気な10代のゾウ・ミーナ、25匹の子豚たちの世話に追われる母豚・ロジータ、若いギャングのゴリラ・ジョニー、パンク・ロッカーのヤマアラシ・アッシュ、陽気なシンガー兼ダンサーのブタ・グンターと6名の主要候補が現れる。

初めにバスターがアッシュ(長澤)にカーリー・レイ・ジェプセンのヒット曲「コール・ミー・メイビー」の歌唱指導をするシーンが流れ、英語での歌声に会場から感嘆の声があがったが、内村は「恥ずかしいです。支配人は歌が出来ないという設定なので、まさみちゃんとの対比で、私は素人という感じです」と謙虚に語った。長澤も「発音の先生が厳しくて、なかなかOKが出なくて。余り思い出したくない。恥ずかしい!」とコメント。しかし内村は「凄くうまいですよ。特に後半泣きながら歌うところが面白く、素晴らしい」と褒め讃えた。また、長澤は「パンク・ロッカーの役で大きな声でシャウトするのが大変でした」と明かした。

次にグンター(斎藤)がレディ・ガガの「バッド・ロマンス」を歌うノリノリのオーディション・シーン、続いてマイク(山寺)が「ペニーズ・フロム・ヘブン」を歌う美声オーディションの模様が映し出された。斎藤は「監督から褒めちぎられ、2時間で収録が終わるという天才ぶりを発揮しました。歌も相当うまい」と自信満々だったが、山寺の歌が続くと知ると、「山寺さんの前では話も変わってくる」と声も小さくなっていった。

また、「予告編を初めて見て、何とか出たいと思い、オーディションのようなものを勝ち取りました」と喜ぶ山寺は、最後に「マイウェイ」を歌うが、歌の後半は一発録りでOKが出たという。「オリジナルのセス・マクファーレンがシナトラの真似が上手くて、プレッシャーを感じていたので、シナトラの曲と『マイウェイ』は加山雄三さんと布施明さんと尾崎紀世彦さんを毎日聞いて研究した成果が出たのかも」と満足気だった。また、ロジータ(坂本)もケイティ・ペリーの曲「ファイヤーワーク」を英語で歌っていたが「英語の歌がなかなかOKが出なくて苦労しました。吹替なので、英語の発音を直されるとは思っていなくて」と大変だった様子。

窮地に立たされたバスターを手助けするヒツジの友人・エディ役の宮野とエディの気難しいお祖母さん・ナナを演じた大地は、歌のシーンはなかったが、キャラクターの個性を掴んだアフレコシーンが披露された。宮野は「テレビで見ていてずっと憧れていた内村さんの親友役ができるなんて、嬉しくて光栄です!エディはバスターを支える素敵な役です」とコメントし、「内村さんと同じトレーニングジムに通っていて、内緒でどこを鍛えているとか情報を得ているんです」と明かした。内村も「僕もトレーナーから宮野くんの情報を聞いていますよ。共演できるとは思っていなくて、不思議な縁を感じています」と語った。

大地は「ナナは90歳を超えているお祖母さんなんですが、毅然とし、背筋も伸び、パワフルでオーラを感じました。吹替は久しぶりで緊張しましたが楽しかったです。日本語と英語の言葉数を合わせるのが難しいと思いました。残念ながら歌うシーンはありませんでしたが、良い体験でした」と語った。

その他、ミーナ役に歌手のMISIA、ジョニー役にスキマスイッチの大橋卓弥が参加していることも発表され、内村は「歌はもちろんのこと、芝居がどこかでやっていたのか?と思うくらい上手くてびっくりです」と驚きを隠せなかったようだ。最後に「豪華な出演者の吹替版と、字幕版も別物になっている感じなので2度映画館に行けると思います。皆さんの歌声を楽しんで欲しいし、個人的には大地さんの歌が聴きたかったですが、叶わなくて残念です。弱者が一致団結して喝采をあびていく物語が好きなので、最後は圧巻だと思います。是非、ご覧下さい」と締めくくった。

公開情報 東宝東和配給「SING/シング」は3月17日(金)TOHOシネマズスカラ座他全国公開
公式サイト:http://sing-movie.jp/

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