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台場から会場を池袋に移転して開催!「TIFFCOM2017×豊島区」共同記者会見(2017.02.20)

今年で14回目を迎えるマルチコンテンツマーケット「TIFFCOM」は、2017年より池袋サンシャインシティをメイン会場として移転・開催することから、豊島区との共同記者会見を2月20日(月)、豊島区役所本庁舎で開催した。「TIFFCOM」を主催する公益財団法人ユニジャパンの迫本淳一理事長、椎名保副理事長、豊島区の高野之夫区長が登壇し、「国際アート・カルチャー都市」構想を掲げている池袋での初開催に向けて、抱負や期待などを明かした。

「TIFFCOM」は東京国際映画祭の併設イベントとして、六本木(2004〜11年)と台場(2012〜16年)で開催されてきたが、台場の会場が手狭になり、ホテル需要が高騰していたことから移転先を検討。東京国際映画祭のジェネラル・ディレクターも務める椎名副理事長は「年々、TIFFCOMは規模が拡大しており、昨年は300団体以上が出展し、延べ来場者も1万9000人に上りました。中国を中心にアジアの国々が映像分野で大きくなっていますし、アジアで開くコンテンツマーケットとして重要な位置にあるTIFFCOMを池袋という利便性の高い場所で行えること、豊島区と池袋が町ぐるみで応援して下さることはマーケットの成功に繋がるでしょう。六本木と池袋にはシャトルバスを走らせますので、多くの映画関係者に交流していただければと思います」と挨拶。

日本のコンテンツをアピールする上で池袋が東京を代表するポップカルチャーの発信地であり、クールジャパン戦略に合致していること、また、豊島区が進めている「国際アート・カルチャー都市」構想によって大きく変貌し、旧豊島区庁舎跡地の再開発計画などによって2020年には8つの劇場を含む国際的な「文化とにぎわいの」拠点が完成することを鑑み、映画・テレビだけでなく、アニメーションや出版など様々なコンテンツ関連企業が参加するTIFFCOMに相応しい場所として選ばれた。

迫本理事長は「池袋で開催する今年は大きな転換期になると期待しておりますし、確信しております。現在はネットを通じて連絡や商談が容易になってきていますが、よりリアルなフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションが大切になってきていると思いますし、コンテンツが一堂に会してビジネス商談が可能になる場所として多くの方に参加していただきたい。池袋は様々なコンテンツのイベントも行っていますし、アート、カルチャー、食など楽しめる要素が沢山ありますので、TIFFCOMとしてもありがたい街と言えます。多くの方々に喜んでいただき、楽しんでいただける場が設けられればと思っておりますので、引き続き、ご指導、ご鞭撻お願いいたします」と期待を寄せた。

また、高野区長は「池袋を開催地に選んでいただけことは大変名誉であり、嬉しく思っております。来月には国際的なアニメーション映画祭『東京アニメアワードフェスティバル』も昨年までの日本橋開催から池袋に移して行われます。国際アート・カルチャー都市として羽ばたこうとしている池袋を、TIFFCOM開催を第一歩とし、オリンピック・パラリンピック開催の2020年までに文化の祭典に似合う街にしていきます。池袋はかつて映画の街として知られていましたが、現在は5館17スクリーンでの展開となり、新宿や渋谷に遅れをとっております。ですが2020年までには新たなシネコンが2館オープンし、39スクリーンとなりますので、映画の街になっていくことを期待しております。アニメ、サブカルの街としても大きく発展させていく弾みになると考えています」と明かした。

ユニジャパンとしては、本年の開催に限らず、変貌する池袋の「国際アート・カルチャー都市」構想のインフラを活用することで、TIFFCOMを核にこれからの時代が要請する様々なコンテンツ関係のイベントを展開させていくとしている。

開催情報 「TIFFCOM2017」は2017年10月24日(火)〜26日(木)、サンシャインシティ コンベンションセンター(東京・池袋)他で開催
公式サイト:https://www.unijapan.org/

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