ニュース

ウィル・スミスが大サービス!Netflixオリジナル映画「ブライト」記者会見(2017.12.20)

Netflixがこの冬贈るオリジナル映画「ブライト」の来日記者会見が12月20日(水)に行われ、主人公でロサンゼルス市警の警官ウォードを演じたウィル・スミス、ウォードとコンビを組むことになる怪物オーク役のジョエル・エドガートン、超人的な能力を持つエルフ役のノオミ・ラパス、「スーサイド・スクワッド」に続きウィル・スミスとタッグを組んだデヴィッド・エアー監督、そしてプロデューサーのエリック・ニューマン、ブライアン・アンケレスが登壇した。

人間と様々な種族、最下層のオークや階級の頂点に立つエルフらが共存している“もう一つの世界”のロサンゼルスを舞台に、人間と怪物オークという異なる種族の警官コンビが巻き込まれていく巨大な事件と、戦いの中で育まれていく友情を描いたスペクタクル・アクション。ウィルは、このオリジナル映画について「エルフは社会の上流階級、オークは底辺にいて見下されている最下層、人間はその中間で、現実とは違う社会構造の中で人種差別、偏見、階級制度が違う視点から見られる」とコメント。

オークで初めて警官になったジャコビーを演じたジョエル・エドガートンは「脚本を読んでハマってしまった。全ての人から苛められ、不当に扱われているが、肌の色や、どこの種族に属しているかとかではなく、自分自身の行動や良さを見て欲しいと思っている人物で、優しく、本作では大切なキャラクター」と自身の役を褒め称え、ウィルも「ジョエルの役柄とは古典的なハリウッドのロマンスの関係に似ていた。彼がオークのメイクをすると僕の中で何かが起こり、化粧を取ると魔法が全部消えてしまった」と語った。

エルフ役のノオミ・ラパスはアクションシーンが多く、「完璧主義者なので、アクションも100%向き合っていきたかった。エルフ族というのは、全くミスを犯さないので、彼女と一体になって水の流れのような動きを意識してアクションを作っていった」と語り、「台詞があまりないので、観客は彼女の肉体から感情をくみ取っていただかないといけない。リハーサルを何度もし、家でもナイフや銃のトレーニングをしていたし、一緒に寝ていたくらい」と役作りにかける思いを明かした。

Netflixについてプロデューサーのニューマンは「映画を愛する人々が集まり、予算がどんなにかかろうと、しっかりサポートしてくれる会社。自宅のTVで見るわけだが、今のTV視聴環境というのは場合によっては映画館での環境を超えるくらい素晴らしく整っている」と語り、「個人的なことだが、黒澤明の作品が好きで、すべて観ているが、映画館では観ていない。TVで観ても、映画に対する愛は損なわれないと思う」とコメント。

同じくプロデューサーのアンケレスも「この作品はNetflixのサポートがなければ作れなかった。クリエイティブな面でも自由に作らせてくれました」と感謝の言葉を述べた。
エアー監督も「Netflixは映画作家を育ててくれるので、作家としても自分の声をしっかり表現できたと思う」と満足の様子。

ウィルは「経験で言うと、ハリウッドメジャーの製作と全て同じだと感じた。『インディペンデンス・デイ』を撮った時、初週末の公開時には『ウィル!』と呼ばれていたのが、月曜日には皆から初めて『ミスター・スミスと!』呼ばれるようになった。そんな風に大きなスクリーンのように、みんなの心に届くのか?また、劇場では何千人という他の観客と一緒に観るから、その時と同じような体験ができるのか?それだけが疑問」と語り、「1週間後にはわかります」と付け加えた。

ノオミも「一つだけ思ったことがあって、今、私たちにとって難しいのは集中するということ。家にいる時はアイパッドやPCが近くにある。でも『映画を観るんだ!』と自分でちゃんと選択して、それらの電源を切って、集中して観るということができるかどうか。私自身もメールが気になったり、返信しているうちに映画が進行してしまって、観そびれてしまったりすることがある。やはり、選択して『観る』と思うことが大切。是非、『ブライト』はそうして観て欲しい」と語った。

また、「いろんなことに挑戦していくということは私の情熱であり、歓びでもある。今までも色んなジャンルをやってきた。全く違うことをやる。そうやって俳優として長生きできると感じている」と語ったウィルは、質疑応答時は自分のマイクを持って質問者に駆け寄ったり、フォトセッション前には、椅子を持って運んだりと大サービスしてみせた。

公開情報 Netflixオリジナル映画「ブライト」は2017年12月22日(金)から全世界同時オンラインストリーミング
公式サイト:https://www.netflix.com/jp/title/80119234

バックナンバー

ページのトップへ