2月4日からABC・テレビ朝日系列で毎週日曜朝8時半に放送がスタートする｢HUGっと！プリキュア｣と、3月17日に全国公開する｢映画 プリキュアスーパースターズ！｣の合同記者会見が2月1日（木）に行われた。｢なんでもできる！｣｢なんでもなれる！｣というポジティブなメッセージと“母”のような強さを持つプリキュアの活躍を描くシリーズ15作目でメインキャストを務める引坂理恵、本泉莉奈、小倉唯と、映画でゲスト声優を務める北村一輝、小野賢章が登壇し、直近3世代のプリキュア12名も勢揃いした。

｢プリキュア｣シリーズは、2004年2月1日にテレビ放送が開始された｢ふたりはプリキュア｣から“戦う女の子たちの物語”として、子どもたちに夢や希望を届けてきた。今年で15周年を迎えることを記念し、2月1日は｢プリキュアの日｣と制定され、1年を通して様々な企画やイベントの実施が決定。現在は都内のJR線内6駅に巨大広告が掲出されており、3月4日には｢プリキュア感謝祭上映会｣も行われる。そして、このアニバーサリーイヤーを盛り上げる映画第一弾のテーマは“約束”。キュアエールこと主人公・野乃はなが幼い頃に果たせなかった約束を巡って物語が繰り広げられる。

空から降ってきた不思議な赤ちゃん・はぐたんを守るため、そしてみんなの明るい未来のために戦う新シリーズの主人公・野乃はなに抜擢された引坂は｢合格したと連絡を受けた時には、まさか自分の身にこんなことが起こるとは！と胸がいっぱいで、大泣きして、朝まで眠れませんでした。15作までバトンが繋がれてきた作品ということで、身が引き締まる思いです。どうやってはながキュアエールとして仲間と絆を深めていくか、私にしか見せられない世界があると思うので、応援していただけたら嬉しいです｣と初々しく挨拶した。

プリキュアの前に立ちはだかる敵・ウソバーッカとして声優に初挑戦する北村は｢こういう所に立つことになるなんて・・・。（プリキュアたち）みんな可愛くて、すごい目を見てくるんで、ドキドキ、キュンキュンする。たまんないです｣と照れながら語り、物語のキーパーソンである謎の男の子・クローバーを演じる小野も｢中学生の頃、妹と一緒に見ていた世代なので、歌も歌えます。でもまさかこの世界に入ることになるなんて。普段は男性ばかりの現場なので、どこを見ていいのかわからないんですが、収録が楽しくて、罪悪感も感じつつ演じています｣と明かした。

また、北村は｢『これはなんだウソ!?』とか普段は言わないような台詞ばかりですが、楽しいです。大人になると忘れがちな大切なことが描かれているし、お子さんが観る作品なので、悪役であっても可愛らしさだったり、子どもたちがマネできるようなキャラクターがいいなと思って、自分なりに演じています｣とコメント。実写とは違うアニメならではの経験もしたようで、｢『振り向く時の声をお願いします！』と言われて、どんな声を出すのかな？といろいろ試させてもらって、すごく新鮮で面白かったです｣と明かした。

映画のテーマである“約束”にちなんで｢今この場で約束したいこと｣を問われると、北村は｢こんなところで約束して、嘘ついてしまったら大変だよ・・・｣と言葉を濁し、引坂は｢『HUGっと！プリキュア』を楽しい作品にすることです！｣と笑顔で答え、北村が敵役ということについては｢なんて北村さんにピッタリな役だろうと思いました。敵と言えば！という感じで｣と喜んだが、北村は｢ちょっと語弊がある・・・。嘘ついてばっかりみたい｣と落ち込んだ。

なお、2月3日発売される前売券は、｢クローバーをさがそう！おさんぽバッグ｣（色はピンクとブルーどちらか一つ／全国合計各4万個限定）が特典として付いており、入場者プレゼントは、劇場でプリキュアを応援できる｢ミラクルクローバーライト｣と｢PUNIっと！キーホルダーセット｣（全国合計15万セット限定）が決定している。