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佐野岳が「陸王」に続いてランナー役に!「ふたつの昨日と僕の未来」製作発表会見(2018.02.06)

「瀬戸内海賊物語」「海すずめ」と自身の出身地である愛媛を舞台に映画を手掛けてきた大森研一監督が、新たに愛媛県新居浜で現実世界とパラレルワールドを奔走しながら自分の生きた方を見つける若者の姿を描いたオリジナルファンタジー「ふたつの昨日と僕の未来」の製作発表会見が2月6日(火)に行われた。主演の佐野岳をはじめ、ヒロインの相楽樹、主題歌を担当する水樹奈々、そして大森監督が登壇し、石川勝行 新居浜市長と愛媛県のゆるキャラ“みきゃん”も激励に駆け付けた。

長距離ランナーとしてオリンピックを目指すも、プレッシャーから怪我を理由に出場を断念した海斗は、市役所に務めながら自分の不幸を誰かのせいにして暮らしていたことから、恋人・真里乃から見放される。そんなある日、大雨に見舞われ、逃げ込んだ不思議な坑道で壁にもたれた海斗は、その向こうに吸い込まれてしまい、経験したことがないはずのオリンピックに出場した記憶、真里乃との順調な交際の思い出が駆け巡る。本作は、市制施行80周年を迎える愛媛県新居浜市の全面協力の下、同市で2月中旬からオールロケを敢行。新居浜市市制80周年記念映画として来年秋以降に公開される。

大森監督は「初めてのファンタジー作品で、新居浜の別子銅山を幻想的な場所として登場させています。海斗がもう一人の自分が生きる世界に迷い込み、悩みを抱えながらもヒロインと切磋琢磨していく物語になります」と作品を紹介し、佐野は「彼女にも愛想を尽かされるダメ男の役ですが、僕もサッカーでプロを目指し、怪我で挫折した経験があるので、海斗はもう一つの世界に行けていいなと思いました。でも脚本を読み進める内に、現状を受け止めることの大切さを感じ、不甲斐無い僕なりに真摯に役に向き合いたいと思いました」とコメント。

今回の役柄については「この前まで『陸王』でもランナー役をやらせていただいていたので、『またランナー役が来たな!』と(笑)。しっかり身体作りをして、取り組みたいと思います」と意気込んだ。ヒロイン役の相楽は「私もあの時、あのミスをしてなければ、あの後悔が無かったら、どんな人生になっていただろうと思うことがあり、現実と理想の狭間で悩む海斗の気持ちがわかりました。ダメなところもある海斗の背中を押し、厳しいことも言う彼女役で、なんていい子なんだろうと思いました。愛媛の景色もきれいで、神秘的な場所もあると聞いたので、撮影が楽しみです」と笑顔で明かした。

また、映画の舞台である新居浜市の出身で、同市の観光大使も務めている水樹は「市長から新居浜の映画を撮ると言われた時は驚きました。歴史が残る場所や地元の人間だからこそわかる場所など、どこをフィーチャーするのかと思いましたが、シナリオを読んで納得というか、子どもの頃から慣れ親しんだ場所がスーっと落とし込まれていました。そこへ行ったことが無い人にも魅力的に映ると思うので、是非、全国の方に観て欲しいです。先週からデモテープ作りが始まっているので、主題歌も頑張ります!」とコメント。

石川市長も「市民全員で盛り上げようという気運が高まっているので、撮影頑張ってください!」と激励し、“みきゃん”が身振り手振りで登壇者1人、1人にエールを贈ると、佐野が「みきゃんの鼻のところが、みかんのいい香りがするんですよ」とご当地ネタを披露。そして「ステキな作品になるよう一生懸命作っていくので、楽しみにしていてください!」と締めくくった。

公開情報 キャンター配給「ふたつの昨日と僕の未来」は2018年秋以降公開
公式サイト:http://futaboku.com/

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