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サイモン・ペッグに謎の“クルーズケーキ”が・・・!?「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」来日記者会見(2018.07.19)

全世界興収3000億円を超える大人気シリーズ第6弾「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」の来日記者会見が7月18日(水)に行われ、シリーズを通して伝説のスパイ、イーサン・ハントを演じてきたトム・クルーズをはじめ、共演のヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、そして前作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」に続き監督を務めたクリストファー・マッカリーが登壇した。前日には約1000人のファンが待ち構える羽田空港に降り立ったトムは「日本に戻って来られて本当に嬉しい。家に帰って来たような気がするし、この仲間と一緒に来られたことが嬉しい」と挨拶した。

イーサン・ハントと「IMF」のチームは盗まれた3つのプルトニウムの回収を目前にしていた。しかし、突如現れた何者かの策略でプルトニウムを奪われてしまい、「複数都市での同時核爆発を未然に防ぐ」ミッションを受け奔走するが、いくつもの“フォールアウト(予期せぬ余波)”が降りかかってくる。トム・クルーズは、骨折して話題となったビルジャンプや、ヘリコプターにしがみつき落下するまでのアクション、高度7620メートルからのヘイロージャンプなど新たなスタントに挑戦し、2000時間の飛行訓練を経てヘリコプターも自ら操縦している。

話題のビルからビルへ飛び移るシーンについてトムは「壁にぶつかって、その途端折れたと思った。でもその後、我慢して走ったよ(笑)。映画には実際のシーンが使われているんだ。医者に診てもらったら9カ月かかると言われたけど、僕は6週間で撮影に戻ると伝えた。実際に6週間で戻ったし、ロンドンでの撮影では全速力で走ったよ!」と驚異の回復力を披露。すると神妙な面持ちでサイモンは「怪我したのは彼だけではないんだ。僕は紙で手を切って、3週間撮影を中止したよ」とジョークを言い、トムをはじめ会場は爆笑に包まれた。

続投となったマッカリー監督は「前作で飛行機にしがみつくトムの姿を見て、もうやり尽くしたと思った。続編を務める監督はかわいそうだなと思っていたら、また自分がやることになってしまった(笑)。でも今回は前作を超えようという気持ちではなく、シリーズに相応しい作品にしようと決めていた」と明かした。また、テスト試写を行った際に「観客からアクションが多すぎると言われたんだ。なので少しカットした。ごめんね、トム。ヘンリーもごめんね」とお茶目に言うと、サイモンが「僕のアクションもカットされた!」と再びジョークを言い、またも会場は爆笑。

“超絶ヘリスタント”についてトムは「アイスキャンディになってしまうんじゃないかと思うくらいとても寒くて、ヘンリーと一緒に凍えながら撮影した。あのシーンはCGがゼロでミスは許されなかったので、一年半かけて身体の一部となるくらい練習をして挑んだ。『トップ・ガン』や『バリー・シール/アメリカをはめた男』でも操縦したけど、本作の良いウォームアップになったと言えるね」と明かすと、マッカリー監督が「あのシーンを撮影していたカメラマンは、顔が緑色になって二度とこのヘリには乗らないといって辞めてしまったんだ」と仰天エピソードを披露した。

CIAの敏腕エージェントとして初参戦したヘンリーは、自身が演じた「スーパーマン」より大変だったシーンを尋ねられると、三つ巴のファイトシーンを挙げ、「あのシーンは凄かった。怪我については、トムが引き受けてくれたけどね。次回作では、僕が右足を骨折するよ(笑)。スーパーマンとの違いは、今回はスタントを全て自分でこなしていること。スーパーマンは正直に言うと、ほとんどがCGなんだ。かの有名なコスチューム以外はね」と笑って明かし、トムも「よりリアルに見られるよう、本気で殴り合ったよ。だから撮影後は身体の節々が痛かった」と明かした。

また、「あなただけが知っているトムの秘密」を聞かれると、サイモンはしたり顔で「私は全てを知っています。トムは素晴らしい。だから本当の彼は少し退屈かもしれない」と語り、逆にトムから「サイモンの秘密をばらしちゃおうかな!」と返され、「サイモンはシックスパックの腹筋を持っているけど、僕が甘いものを食べさせて、それを崩壊させているんだ」と思わぬ企みを明かされた。するとサイモンは「ココナッツクリームケーキが自宅に送られてくるんだけど、僕はそれを通称“クルーズケーキ”と言っている」と説明し、トムもすかさず「自制心を試す為に贈っているんだよ!」とコメント。最後まで笑いの絶えない会見となった。

公開情報 東和ピクチャーズ配給「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」は2018年8月3日(金)から全国公開
公式サイト:http://missionimpossible.jp/

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