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チャーミングな山崎賢人がまるで別人に!「キングダム」製作発表会見(2018.10.09)

2006年から「週刊ヤングジャンプ」で連載が開始され、単行本51巻、累計発行部数3600万部を誇る原泰久による人気コミックを映画化する「キングダム」の製作発表会見が10月9日(火)に行われた。主演の山崎賢人をはじめ、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、高嶋政宏、要潤、大沢たかお、そして佐藤信介監督と製作を手掛けるソニー・コロンビア・ピクチャーズのサンフォード・パニッチ代表が登壇した。「キングダム」連載10周年記念特別動画にも出演して話題となっていた山崎は「運命的なものを感じる大好きな作品。原作の熱さを胸に、身を削る思いで撮影に挑みました」と達成感に満ちた表情で挨拶した。

紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・政を壮大なスケールで描き出す。実写化は不可能と言われてきた本作だが、原作者の原氏も参加して約2年かけて脚本を完成、今年4月に中国で20日間に及ぶ大規模ロケをスタートさせ、日本各地でも撮影を行い、現在はポストプロダクション中。アクション大作で高く評価されている佐藤監督は「考え得る最高のキャストとスタッフと共に、映像化に相応しい中国で撮影でき、非常に手応えを感じています。中国でも始皇帝の若い頃を描く作品は珍しいようで、日本のファンタジー的要素も入ったこの作品を、中国の皆さんにも楽しんでいただけたら」と明かした。

主人公・信の幼馴染である漂と、後の秦の始皇帝・政の2役を演じる吉沢は「『キングダム』の大ファンだったので、山崎君も言っていたとおり身を削る思いで全身全霊を捧げて、一丸となって挑めた幸せな現場でした」と語り、山崎も「亮君とは4回目の共演で、友人としても役者としても信頼しているので、助けられる部分が沢山ありました」とコメント。山の民の美しき王・楊端和役の長澤は「本格的なアクションは初めてでしたが、本当に頑張っている山崎君と吉沢君の姿から良い影響を受けて、現場で出せる力を出し切れたんじゃないかと思います」と明かし、信と政と行動を共にする河了貂役の橋本は「迫力溢れる皆さんの中ではマスコット的キャラクターなので、クスッと笑っていただけるポイントになるのではないかと思います」と役柄を分析した。

政に反旗を翻す異母弟を演じる本郷は「部下や家臣を人間とも思っていないエゴイスティックな役で、僕と似ていて一切役作りせずに挑めました。王室にいることが多い役なので、中国ロケでは皆さんがアクションで大変な時に僕はヒマと戦っていました」と自虐的にコメント。王宮をはじめ大規模なセットが組まれた中での撮影となったが、衣装もこだわり抜かれていたようで、高嶋は「皮で出来た鎧が40キロぐらいあって、今までで最も過酷な衣装でした」と明かし、重い鎧にも負けない身体作りが必要だったということで要は「皆さんが腕立て、腹筋している中で、僕も慌てて差し入れのプロテインを飲んで参加しました」と撮影裏も過酷だった様子。

中でも秦の六大将軍・王騎を演じた大沢は10キロほど増量して参加したようだが「命がけで演じている若いスターたちのエネルギーに後押しされました。賢人が飛行機に乗り遅れて中国の現場に来た時は、緊張しているだろうと思ったら笑顔で入ってきて、チャーミングな奴だと思ったんですが、撮影では目つきが変わって、もうそこに“山崎賢人”の姿が無かったのは嬉しかった。でも遅れて来るのはどうなのかな?アフレコも風邪ひいて遅れてるらしいし」とチクチクしつつも「そういうチャーミングさと現場では別人になる役者魂が見られて、いい経験になりました」と山崎を称えた。

公開情報 東宝配給「キングダム」は2019年4月19日(金)から全国公開
公式サイト:https://kingdom-the-movie.jp/

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