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直木賞作家・辻村深月が脚本!ミステリー要素満点の「映画ドラえもん のび太の月面探査記」製作発表会見(2018.10.15)

藤子・F・不二雄が生み出した国民的アニメシリーズ39作目となる「映画ドラえもん のび太の月面探査記」の製作発表会見が10月15日(月)に行われ、脚本を手掛けた直木賞作家の辻村深月氏、「新のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜」「新・のび太の日本誕生」に続きメガホンを取る八鍬新之介監督、レギュラー声優陣の水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、ゲスト声優を務める広瀬アリス、中岡創一(ロッチ)、高橋茂雄(サバンナ)、柳楽優弥、吉田鋼太郎、そして主題歌を手掛ける平井大が登壇した。

月面探査機が捉えた白い影が大ニュースとなり、のび太はそれを「月のウサギだ!」と主張するが、みんなから笑われてしまう。そこでドラえもんのひみつの道具《異説クラブメンバーズバッジ》を使って月の裏側にウサギ王国を作ることに。そんなある日、不思議な少年・ルカが転校してくる。第1作目「のび太の恐竜」と同じ年に生まれ、ドラえもんの大ファンだと公言する辻村深月が、藤子・F・不二雄の想いを継ぐクリエイターとして、オリジナル脚本を執筆した。

辻村氏は「5年ほど前に脚本の執筆をお断りしたのですが、それは一生ファンでいたいという思いと、ドラえもんのクリエイターになるなんておこがましいと思ったからでした。でも、雲の上の存在である藤子先生の情熱が受け継がれていること、毎年作品が見られて、当たり前のようにファンでいさせていただいたことに感謝し、そのバトンを私も繋ぐことができるなら、こんなに嬉しいことはないと思いました。プレッシャーもありましたが、ずっとドラえもんを支えてこられたむぎわらしんたろう先生から『楽しんで下さい。ドラえもんたち5人も新しい世界に巡り会えることをワクワクして待っています』という言葉をいただき、お受けすることにしました」と経緯を明かした。

八鍬監督も「辻村先生の脚本なので、謎の転校生・ルカ君が何者なのか?といったミステリー要素が増しています。平井大さんの映画のテーマを捉えた主題歌もステキで、イントロを聞いただけで映画の世界観が広がりました。メインキャストとゲスト声優の方々と真剣勝負をしていくので、過去38作品に負けない、それ以上の手応えを感じています」と自信を見せた。また、ドラえもん役の水田は辻村氏のファンで、新刊「かがみの孤城」も読んだばかりだったそうで、「シナリオを渡されて、息が止まりそうになりました。辻村先生の作品に役者として命を吹き込めるなんて、ドラちゃんがとてつもなく大きな夢を叶えてくれました!」と興奮気味に明かした。

ゲスト声優の広瀬は「誰もが知る国民的アニメに出られるなんて、本当に嬉しくて、精一杯頑張ります。小さい頃から毎週見ていた作品だし、妹(広瀬すず)には驚かせたくて、まだ言ってません。ネットニュースで妹のことを知ることも多いので、その仕返しです!」と言って笑った。また、柳楽は「ちょうど藤子・F・不二雄ミュージアムに家族で行っていた時に、出演が決まったと聞いて、頑張らなければ!と思いました。娘に『パパ、ドラえもんに出るよ!』と伝えたら凄い興奮していました」と父親の顔を見せ、吉田も「姪っ子や甥っ子が喜んでくれているので頑張りたい。悪役とはまだ言っていませんが、次回はジャイアンの役をやりたい!」とさらなる野望をのぞかせた。

また、3年連続での参加となるサバンナ・高橋は「去年、完成披露の時に『来年も出たいです!』と言ったら、スネ夫が『パパに言っておいてあげる』と言ってくれて、そのお陰で出られたのかな?」とスネ夫に感謝。初参加のロッチ・中岡は「毎日、のど飴をなめて準備しています。もし月に行けたら、ジャイアンと無重力状態でゴムパッチンしたい。もしくは、のび太とチクビ相撲とかしたら面白いかも」と言って笑わせ、ジャイアン役の木村はノリノリで「やってもいいですよ!」と応えたが、のび太役の大原は「丁寧にお断りさせていただきたいです」と困り顔を見せた。

公開情報 東宝配給「映画ドラえもん のび太の月面探査記」は2019年3月1日(金)から全国東宝系で公開
公式サイト:https://doraeiga.com/2019/

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