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完結編で全てが明らかになる!?「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」来日記者会見(2019.12.12)

2015年の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」から始まった新たなるサーガだけでなく、42年に及ぶスカイウォーカー家の物語を締めくくる完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の来日記者会見が12月12日(木)に行われ、脚本も手掛けたJ.J.エイブラムス監督をはじめ、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アンソニー・ダニエルズ、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ プロデューサー、共同脚本のクリス・テリオが登壇した。

「〜フォースの覚醒」で見事に新たなサーガを始動させ、自らその物語に幕を下ろすエイブラムス監督は「ようやく公開できて嬉しい。ここにいる素晴らしい俳優たちの演技を観て欲しいし、ILMによる最高峰のVFXにも注目して欲しい」とし、本作でも日本を意識した場面があるそうで、「カイロ・レンの割れた仮面に金継の技法を用いたのは、欠陥があっても隠さずに直すという意味を持たせたかった。それにレン騎士団は黒澤明の映画から影響を受けているし、友人の村上隆にも出演してもらった。本当に日本が大好きだし、日本にはお礼を言いたいくらい」とコメント。

伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの意志を継ぎ、類まれなるフォースを覚醒させたレイ役のデイジーは「J.J.とクリスが作り上げた物語に楽しく入っていけたので、終わってしまうのがとても寂しい」とし、レジスタンスのパイロット、ポー・ダメロン役のオスカーも「まだ公開しなくていいんじゃないかな(笑)。みんなとサヨナラしたくないし、もう少し仕上げに時間をかけようよ」と監督に提案。元ストームトルーパーながらレイと強い絆で結ばれるフィン役のジョンは「公開が迫り興奮しているけど、自分たちの手から離れいく怖さも感じる。デイジーとオスカーと会えなくなるのも寂しい」とそれぞれ名残惜しんだ。

C‐3PO役として9作品全てに出演してきたアンソニーは「ジョージ・ルーカスの卓越した才能から始まり、家族が3世代に亘って観ることができるこの物語の全てに参加できて光栄」と語り、予告編で流れるセリフ「最後にもう一度だけ、友人たちに」の意味合いについて聞かれると、「美しいセリフで色んな解釈ができるよね。仲間へのお別れかもしれないし、観客の皆さんとのお別れかもしれない。あと数日でどういう意味かがわかりますよ」と含みをもたせた。

また、ファンの間でC‐3POが真の悪役説が出ていることについては「興味深い説だけど、真相はもう少しお待ち下さい。物語を紡ぐ糸として存在してきたと同時に闇も紡いできたので、あの黄金のピカピカのマスクは闇を抑えるためのものかもしれないよ」と笑ってみせた。すると脚本のクリスは「ファンによる色んな説は確かに面白いし、良いアイデアもあるけれど、採用はしていません。J.J.も僕もシリーズの大ファンだし、互いにいろんな意見を出し合って脚本を作る中で、アンソニーの存在は大きなインスピレーションを与えてくれたし、彼がスター・ウォーズのハートであり魂だと思っている」と明かした。

エイブラムス監督も「クリスの言うとおりで、コスチュームの下の演技で顔は映らないけれど、C‐3POが物語の中では笑いのトーンを作り上げているし、その声と動きだけでキャラクターを決定づけている」と称賛した。また、完結編ではレイの出生の秘密が明らかになるのか聞かれたデイジーは「明かされます」と明言。「レイ自身がそのことでフラストレーションを感じていると思うし、答えを求めているはず。でも血の繋がった家族の物語というだけでなく、レイにとっては初めての友人であるフィンや新たな仲間が家族であり、愛や友情が何より大切であることは間違いないと思う」と明かした。

公開情報 ウォルト・ディズニー・ジャパン配給「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」は2019年12月20日(金)から全国公開
公式サイト:https://starwars.disney.co.jp/movie/skywalker.html

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