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オープニングは万田邦敏監督最新作「愛のまなざしを」に決定!「第21回東京フィルメックス」ラインナップ発表会見(2020.09.24)

10月30日から11月7日までTOHOシネマズシャンテ他で開催される「第21回東京フィルメックス」のラインナップ発表会見が9月24日(木)にオンラインで行われ、市山尚三ディレクターが概要を発表した。オープニング作品は審査員長も務める万田邦敏監督が主演に仲村トオルを迎えたスリリングなラブストーリー「愛のまなざしを」、クロージング作品はエリア・スレイマン監督が昨年のカンヌ国際映画祭でW受賞した「天国にちがいない」に決定した。

市山尚三ディレクターは「例年より3週間会期を早め、東京国際映画祭と同時期となりました。コンペティション作品は通常、新進作家の作品を10本ほど上映していますが、今年は12作品と、これまでで一番多い本数です。日本映画が4本揃うのも初めてのことで、様々なタイプの作品をラインナップすることができました。コロナ禍により他の国際映画祭では審査もリモートで行う場合があるようですが、フィルメックスの審査員は日本にいらっしゃる方々で、スクリーンで観ていただける方々にお願いしました」と明かした。

コンペティション部門の12作品には、フィルメックス初となるアゼルバイジャン作品など中央アジアから3作品、監督デビュー作4本を含む11人の監督(うち3人が女性)による作品が揃った。審査員には、万田邦敏氏(日本/映画監督)、クリス・フジワラ氏(アメリカ/映画評論家)、坂本安美氏(日本/アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム主任)、エリック・ニヤリ氏(アメリカ/プロデューサー)、トム・メス(オランダ/映画評論家)の5名が決定している。

特別招待作品は、オープニングとクロージング作品をはじめ、デヴィッド・クローネンバーグ監督の「クラッシュ」4K修復版や、香港の人気歌手を追ったドキュメンタリー「デニス・ホー:ビカミング・ザ・ソング」など全13本に加え、特別上映としてマノエル・ド・オリヴェイラ監督が1985年に製作した約7時間に及ぶ「繻子の靴」を日本初上映する。この作品のみ11月22日に有楽町朝日ホール、11月26日から28日までアテネ・フランセ文化センターで上映となる。

また、特集上映はエリア・スレイマン監督に決定。ヴェネチア国際映画祭で最優秀新人監督賞を受賞した記念すべきデビュー作「消えゆくものたちの年代記」(96年)、カンヌ国際映画祭で審査員賞と国際批評家連盟賞をW受賞した代表作「D.I.」(02年)、時を越えてパレスチナ問題を描いた監督の半自伝的作品「時の彼方へ」(09年)を一挙上映する。

開催情報 2020年10月30日(金)〜11月7日(土)までTOHOシネマズシャンテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、有楽町朝日ホールで開催
公式サイト:https://filmex.jp/2019/news/information/filmex2020

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