ニュース

吉岡里帆も「魔法みたい」と笑顔!千原徹也監督作「アイスクリームフィーバー」記者会見(2023.06.20)

広告、ファッション、TVドラマ、企業ブランディングなど様々なフィールドで活躍するアートディレクター・千原徹也の初監督作「アイスクリームフィーバー」の記者会見が6月20日(火)に行われ、千原監督、主演の吉岡里帆をはじめ、モトーラ世理奈、詩羽(水曜日のカンパネラ)、松本まりかが登壇した。千原監督は「新しいやり方で映画が作れたらと思い、広告を作りながら、映画も作ろうと思いました。『これは映画ではない』と最初に付けたキャッチコピーに立ち返って、完成させることができました」と述べた。

川上未映子の短編集「愛の夢とか」(講談社文庫)内収録の「アイスクリーム熱」を原案に、千原監督が「映画制作をデザインする」と題し、長年の夢だった「映画を作ること」をアートディレクターの視点から構築し、従来の映画製作のやり方にとらわれない手法で挑んでいる。千原監督は「普段は『れもんらいふ』という会社で仕事をしているんですが、2019年の正月に『映画を作りたい!』となって、子供の頃からの夢でもあったので、次のステップへ行こうと決意しました」と明かした。

クリエイターの夢を諦めかけているアイスクリーム屋のアルバイト・菜摘を演じた吉岡は「3年前に千原さんから映画のお話をいただいて、素晴らしいことが起きそうでワクワクしました。千原さんがアートディレクションしたものはポップで可愛くて自然と目についていたんですが、映画作りも今までとは全然違って面白かったです。新しいものを作る現場は魔法みたいで、出来上がりを見てわかることもあって、映画を観てもらって、皆さんの率直な感想も聞きたいです」とコメント。

菜摘が務めるアイスクリーム屋の常連客で、ミステリアスな作家の佐保を演じたモトーラは「原作の『アイスクリーム熱』は朗読させていただいたことがあったんですが、あの物語を千原さんが映画にするとどうなるんだろう?と思いました。佐保がどんな人物なのかもわからなくて、菜摘に会って、現場で『こういう人かな?』と想像しながら作りあげていきました」と語った。

アイスクリーム屋の近所にある銭湯が唯一の癒しである優を演じた松本は「宣伝からスタッフ集めまで全てを監督がやってらっしゃって、映画館も沢山決まって、その過程を見ていると感動するものがありました。監督の情熱と信念で作品が作れるんだ!というのを目の当たりにしました。きっと作品を観てもらうことで、監督の生き様も見えてくると思います」と熱くコメント。

また、菜摘のアルバイトの後輩・貴子を演じた詩羽は「アーティスト活動を始める前に千原さんと会って、『面白いことができたらいいね〜』とゆるい挨拶をしたんですが、『水曜日のカンパネラ』としてお仕事することになった時に、『映画出てよ!』と言われ、どんな役かもわからず『出まーす』と勢いで返事をして良かったです。学生の時に感じていたチリチリする気持ちを思い出し、貴子への愛が自然と生まれて楽しく演じられました」と笑顔を見せた。

公開情報 パルコ配給「アイスクリームフィーバー」は2023年7月14日、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイント他全国公開
公式サイト:https://icecreamfever-movie.com/

バックナンバー

ページのトップへ