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山崎貴監督「体感する映画として全てのラージフォーマットで観て欲しい!」と猛アピール「ゴジラ‐1.0」完成報告会見(2023.09.04)

ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30本目となる最新作「ゴジラ‐1.0(マイナスワン)」の完成報告会見が9月4日(月)に開催され、主演の神木隆之介、ヒロインの浜辺美波、脚本・VFXも担当する山崎貴監督、そして製作を手掛けた東宝の市川南取締役専務執行役員が登壇した。山崎監督は「随分前からゴジラ映画を作りたいと思っていたので夢が叶いました」と喜び、市川プロデューサーも「山崎監督らしい斬新なゴジラ映画ができました」と太鼓判を押した。

市川プロデューサーは「2016年に公開した『シン・ゴジラ』が興収80億円超のヒットとなり、作品の評価も非常に高かったので、次はどうするか?と思いあぐねていました。山崎監督とは2019年に『アルキメデスの大戦』でご一緒して、次のゴジラ映画をどうですか?と提案したところ、自分がやるなら古い時代設定で撮りたいということで、3年をかけて脚本を練り、去年の3月から6月にかけて撮影しました」と製作経緯を明かした。山崎監督は「シン・ゴジラ」の公開時に「次やる人、大変ですね」とコメントしたそうだが、「ブーメランで戻ってきちゃいました」と言って笑った。

本作は戦後間もない焦土と化した日本に突如、ゴジラが現れる物語。これまでキャストも内容もベールに包まれていたが、この日は新たな予告映像も解禁された。神木は戦争から生還するも、両親を失った主人公・敷島浩一を演じるということで、オファーを受け「ビックリしました。日本を代表する映画だし、観たことが無い人もゴジラは知っているし、世界でも知られている。そんな映画に携われる嬉しさと、とてつもなく大きなものを自分が背負っていけるのか、不安とプレッシャーを感じました。でもやってみたかった」とコメント。

戦争帰りの敷島と出会う大石典子を演じた浜辺は「お仕事を始めた時からゴジラのポスターや銅像にずっと見守られてきたので、まさか自分が新しいゴジラの映画に出られるなんて夢のようでした。ゴジラを見るとテンションと心拍数が上がるのは、遺伝子に刻まれているからだと思います。『あれがゴジラ・・・』と言うシーンは緊張したんですが印象に残っていて、予告にも使っていただけて嬉しいです」と笑顔を見せた。

現在放送中のNHK連続テレビ小説「らんまん」でも共演中の神木と浜辺だが、神木は「このゴジラの方が先ですから!」と明かし、浜辺も「ゴジラの撮影中に朝ドラが確定して、神木さんには長い間よろしくお願いしますってね」と語りかけ、「こちらこそお世話になっています」とすっかり息の合ったところを見せた。市川プロデューサーは「かつての三浦友和さんと山口百恵さんコンビのような、令和の名コンビが出来たなと思っています」と自信を覗かせた。

また、山崎監督は「ゴジラは核の脅威、戦争の影を怪獣の姿として象徴しているので、戦後で描きたかった。『シン・ゴジラ』は3.11をベースにしているので、対抗するなら昭和だろうと思いました」と語り、キャストとして山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介の出演も明かされると、「ゴジラの恐怖を感じてもらうには、役者さんが上手くないと信じられない。皆さん凄腕の方たちだったので、現場がめちゃくちゃ楽しかった。本当にゴジラがいると信じさせてもらえる演技に本当に感謝しています」と述べた。

そして、ラージフォーマット(IMAX、MX4D、4DX、Dolby Cinema)を含め、東宝配給作品最大級となる全国500館以上での公開が決定しており、山崎監督は「この映画の目標は"体感する映画"だったので、劇場の大画面の迫力に相応しい映画になっています。ゴジラが吠えると音がとにかく凄いので、この映画を好きになってもらえたら、全てのラージフォーマットで観ていただきたい!」と力を込めた。なお、北米でも2023年12月1日(金)から1000スクリーン以上という規模での公開が予定されている。

公開情報 東宝配給「ゴジラ‐1.0」は2023年11月3日(金・祝)全国公開
公式サイト:https://godzilla-movie2023.toho.co.jp/

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