2021年1月に日本テレビとHulu共同製作ドラマとしてシーズン1の放送がスタートしたシリーズの最後を飾る｢劇場版 君と世界が終わる日に FINAL｣のゴーレムアライバルイベントが1月15日（月）に行われ、約4年に亘り主人公・間宮響を演じてきた竹内涼真をはじめ、高橋文哉、堀田真由、板垣李光人、黒羽麻璃央、窪塚愛流、橘優輝、須賀健太、吉田鋼太郎、菅原伸太郎監督が登壇。極寒の中、会場に集まったファンへのグリーティングを行った竹内は開口一番｢さむーい！｣と叫び、ゴーレムたちを撃退すべくキャノン砲を発射するも強風に煽られたテープが登壇者に絡みつくハプニングでスタートした。

ゴーレムウィルスというかまれたら化け物になってしまう"謎の感染症"によって突然日常を奪われた人々の過酷なサバイバルと濃厚な人間ドラマを描き、4シーズンに亘り人気を博してきた本作は、Hulu年間視聴者数ランキング｢Huluオリジナル部門｣で3年連続1位を獲得。劇場版では、ユートピアと呼ばれる超高層タワーを舞台に、ワクチンの研究材料として捉えられた娘のミライを救うため、5人の男たちと共にゴーレムに立ち向かう響の姿を描き出す。

竹内は｢シーズン1の時にカメラマンさんと映画化出来ればいいねと話していたんですが、現実になるとは。チーム全員で4年間走り続けてきて良かった｣と笑顔を見せ、菅原監督も｢竹内さんから映画化したいと聞いていたので、テレビでも配信でも出来ないことを劇場版ではしたいと、思いっきりやりきることができました｣と自信を覗かせた。

イベント前日の1月14日に65歳の誕生日を迎えた吉田は｢前期高齢者になったんですが、こんな寒さも愛おしく感じます。キミセカの素晴らしいチームに初参加させてもらい、いわゆるラスボスを演じています。竹内涼真くんとの一騎打ちがあり、すごく優れた俳優なので、がっつり絡めて嬉しかった！｣とコメント。

竹内は｢いつもこの作品は寒さの中で撮影していたんですが（笑）、途中で命を落とした仲間たちの思いも胸に劇場版が作れて、すごくいいパワーと勢いで良い作品が出来たと思っています｣と語り、響と共に研究タワーの最上階を目指すバディの柴崎大和を演じた高橋は｢約4年で作られたチームワークとパワーを感じ、僕のエネルギーも全部ぶつけて化学反応が起きればと思いました。男らしい熱い青年役は今までになく、楽しかったです｣と明かした。

肩出しドレスで寒さに耐えながらも笑顔を見せた堀田は、今回のヒロイン・羽鳥葵役ということで、｢本読みの時から竹内さんが響として居て、背中で語って下さったので、ついて行きたいと思えました。大和と葵の関係は、響と来美の関係を思い起こさせるので、ファイナルに新しい風を吹かせられたらと思いました｣と意気込みを語った。

シーズン3から首藤シンジ役として参加している須賀は、｢最初から敵側の人間だとは聞かされていたので、シーズン3の最後でようやく正体を明かせました。SNSでも『須賀、やりやがったな！』と言っていただけて、今回、敵役として竹内さんと対峙できて良かった｣と喜んだ。

最期に竹内は、シーズン1からゴーレムを作りあげてきた特殊メイクチームに賛辞を贈り、｢遂に公開となりますが、僕らがやってきたのはゾンビサバイバルではありません。最大級の愛の物語です。この愛の溢れた壮大なラブストーリーを劇場で観て下さい！よろしくお願いします！！｣とマイク無しの大きな声で思いを伝えた。