ニュース

ブラッド・ピットが「鈴鹿のサーキットも走ってみたかった」と残念がる「F1/エフワン」来日舞台挨拶(2025.06.25)

「トップガン マーヴェリック」のジョセフ・コシンスキー監督とブラッド・ピットがタッグを組んだ「F1/エフワン」の来日舞台挨拶が6月25日(水)に急遽開催され、「ブレット・トレイン」以来3年ぶりの来日となるブラッド・ピットが登壇した。現地時間6月23日(月)に行われたロンドンプレミアでの発表から約24時間後には来日するという、F1マシン並みに超高速な来日が実現し、上映が終わったばかりの会場に颯爽と現れたピットは「楽しんでくれたかな?」と呼び掛け、観客も大きな歓声と拍手で迎えた。

かつて“天才”と呼ばれた伝説のF1レーサー、ソニーが再びサーキットに戻ってくる。誰よりもレースの過酷さを知る男が現役復帰を果たした先は、どん底の最弱チームだった。敗北が濃厚となる中、ソニーの“常識破りの作戦”が最弱チームを導いていく。共演はダムソン・イドリス、ケリー・コンドン、ハビエル・バルデム。ピットは「新幹線(ブレット・トレイン)を超えるスピードで走ってみたよ。ジョセフが出したアイデアは、本物のレースカーに本物の俳優が乗って、本物のレーストラックで走るという、観客も体感できるような作品にしようというものだった」と明かした。

ロンドンプレミアではトム・クルーズと再会した模様が大きく報じられたが、「トムは僕の旧友であり、彼もモータースポーツの大ファンだからね。ゴーカートで一緒にレースをしたこともあるし、来てくれて本当に嬉しかった」と笑顔を見せ、「共演のダムソンとは2年前くらいからレーシングカーの練習を始めて、総距離で6000マイルぐらい走った。とても満足しているんだけど、一つ悔いがあるとすれば、鈴鹿のサーキットを走れなかったことかな。プロドライバーたちは皆、鈴鹿は素晴らしいと言っていたからね」と残念がった。

また、「これは素晴らしい負け犬の物語で、チャンスがありながらも挫折し、またサーキットに戻って来るという、誰もが共感できる作品になっていると思う。サーキットでは常に500人ぐらいの人々が一つのチームに関わっていて、素晴らしいチームワークを見せるんだけど、映画も短いシーンであっても400人から500人くらいが関わっているから似ていると思った。一番楽しかったのは、やはりドライビングのシーンで、350キロくらい出して、ブレイキングやコーナリングをして、全てが最高だった」と目を輝かせた。

かなりのGがかかるということでトレーニングも必要だったそうで、「プロのレーサーほどではないけれど、身体を鍛えなければGに耐えられないからね」と明かし、本作のキャッチコピーでもある「昨日までの、自分を超えろ。」といった瞬間があったか聞かれると、「運転しながら、もっと自分をよくしたい、もっと自分を高めたいという気持ちになった。撮影の終盤は、0コンマのレベルでスピードを詰めていったよ」とコメント。さらに、空のアクションもしてみたいか聞かれると、「それはトムにまかせておきたいな。僕は陸が好きです」と言って笑った。

最後には特製の「F1法被」を着て、観客と共に三本締めをしてイベントは終了した。

公開情報 ワーナー・ブラザース映画配給「F1/エフワン」は2025年6月27日(金)から全国公開
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/f1-movie/

バックナンバー

ページのトップへ