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「セブンガールズ」作品を映画館に寄付(2020.04.16)

2018年9月に公開された「セブンガールズ」の映画実行委員会は、新型コロナウイルス蔓延による緊急事態宣言を受け、休館を余儀なくされている全国のミニシアターへの支援企画として、5月から9月にかけて本作の上映館に興収を全額寄付することを発表した。

本作は当初1館1週間上映の予定から、UPLINK渋谷での計4週間延長上映をはじめ、全国10箇所以上で1年に亘り上映され、動員は2500人を超えた。熱烈なファンやリピーターも生み、TOHOシネマズ主催の復活上映希望サイト「ドリパス」に3度ランクインし上映を果たしている。現在の状況からオンラインでの無償上映や、クラウドファンディング参加など様々な検討が重ねられたが、「映画は映画館に足を運んで観るものであり、今すぐの寄付よりも上映再開・通常運営に戻った際に少しでも各映画館の動員に繋がり、少しでも多くの興収を手にしてもらいたい」という思いから、今回の企画が決定した。小野寺隆一実行委員長は「この映画のテーマは『皆で支えあって生きていく』ことです。日本の映画、音楽、演劇などエンターテイメント文化までもがウイルスに感染しているような状況の中、『セブンガールズ』という作品を世の中に送り出していただいたミニシアターという文化に少しでも恩返しをさせていただけたらと心より思っております。また、上映していただけるのであれば、可能な限り舞台挨拶などご協力させて下さい。映画の灯火を守り続けて下さるミニシアター様に感謝を込めて」と述べている。なお、本作は製作資金0円からクラウドファンディングにより作られ、DVDなどソフト化も配信を含めた放送もされていないことから、全国のミニシアターでの上映を募っている。

(4月14日付 日刊興行通信より)

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