「国宝」が最優秀作品賞はじめ最多10冠を獲得!「第49回日本アカデミー賞」授賞式(2026.03.16)
「第49回日本アカデミー賞」授賞式が3月13日(金)に行われ、李相日監督作「国宝」が作品賞をはじめ最多10部門で最優秀賞を受賞した。李監督は「この場に立てることの喜びは生涯忘れないでしょう。これからも日本映画を力強く進めていきたいと思っています。ありがとうございます」と述べ、主演の吉沢亮も「今まで経験したことないくらいの沢山の方から反響をいただき、本気で何かに打ち込む姿に人は感動するんだなと感じました。本当にありがとうございました」とコメントした。
「爆弾」で最優秀助演男優賞を受賞した佐藤二朗は「泣くなぁこれ!これは泣くな」と喜びを噛みしめ、「個人的なことを言うと、最近日本映画をあまり観てなくて、理由は嫉妬を感じ、悔しいと思うからです。去年この場で役所広司さんが新人賞の皆さんに『みんなあなたたちの味方です』とコメントしていて、俺はなんつうケツの(穴の)小さい男なんだと。それから沢山、日本映画を観ました。そして、なんて戦う価値があるんだろうと思いました。日本映画に携わるみんな、日本映画を愛しているみんな、愛しているというほどではないけど、たまに観てくれるみんな。愛してるぜ!ありがとう!」と涙をこらえた。
「ナイトフラワー」で最優秀助演女優賞を受賞した森田望智は「大学生の頃、オーディションに受からず、お芝居をやめた方がいいのかなと思っていた時、日本アカデミー賞で蒼井優さんが『彼女がその名を知らない鳥たち』で賞を取っていらして、壇上で『映画って素敵で良いものだから、ぜひ映画界に来てきて下さい』とおっしゃっていて、もうちょっと頑張ってみようかなと背中を押されました。そんな蒼井さんが先ほど隣にいたのも信じられないんですが、諦めなくて良かった。私もお芝居にめげそうになっている人たちの背中を少し押せていたらいいなと思います。ありがとうございました」と笑顔を見せた。
「国宝」で最優秀主演男優賞を受賞した吉沢亮は「今、僕の名前を呼んでトロフィーを渡してくれた横浜流星がいなかったら喜久雄にはなれなかったし、この場にもいられなかったと思います。素晴らしい景色をこの作品に沢山見させてもらっています。この17年間、お芝居が楽しくて、なんとなく続けていくんだろうなという感じでした。でも『国宝』で芸の道を生きる人間の業というか、その道の険しさを感じて、その先にある本当の喜びに少し触れられたようで、改めてこの道に生きる自分を見つめ直す機会をいただきました。これからも映画を愛する皆様に楽しんでいただけるような作品に参加できるよう、精進して参ります。ありがとうございました」と力強く語った。
「TOKKYOタクシー」で最優秀主演女優賞を受賞した倍賞千恵子は「どうしましょう。震えています。戦後80年から81年にかけて、『TOKYOタクシー』に出演させていただいたこと、とても感謝しています。随分長いことこの仕事をしてきましたが、この作品で新たに映画というものを考え直しました。この場でも皆さんのいろんなお話を聞いて、これからも映画を好きな素晴らしい皆さんと出会えていけたらいいなと思いました。本当にスタッフの皆さんありがとう。ここに相方の山田洋次監督と木村拓哉君がいないのが寂しいです。お兄ちゃんの寅さんは目が小さくて細かったけど、バックミラーに映る木村君の大きな目から沢山の力をもらいました。これからも精進して参ります」と述べた。
【第49回日本アカデミー賞最優秀賞受賞結果】
▽作品賞=「国宝」
▽アニメーション作品賞=「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」
▽主演男優賞=倍賞千恵子「TOKYOタクシー」
▽主演女優賞=吉沢亮「国宝」
▽助演男優賞=佐藤二朗「爆弾」
▽助演女優賞=森田望智「ナイトフラワー」
▽監督賞=李相日「国宝」
▽脚本賞=奥寺佐渡子「国宝」
▽撮影賞=ソフィアン・エル・ファニ「国宝」
▽照明賞=中村裕樹「国宝」
▽美術賞=種田陽平/下山奈緒「国宝」
▽録音賞=白取貢「国宝」
▽編集賞=今井剛「国宝」
▽音楽賞=原摩利彦「国宝」
▽外国作品賞=「教皇選挙」
(C)日本アカデミー賞協会
| 公開情報 | 公式サイト:http://www.japan-academy-prize.jp/ |
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