「第32回東京国際映画祭」Japan Now部門で大林宣彦監督特集(2019.07.23)
10月28日から11月5日まで開催される「第32回東京国際映画祭」の特集企画第1弾として、Japan Now部門「大林宣彦監督」が決定し、最新作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」も世界初上映される。
大林監督は「初めてメジャーの撮影所内で撮った『HOUSE/ハウス』からジャンルを選択すれば如何なる純文学も商業映画になり得ると学び、あの太平洋戦争の純真な軍国少年であった体験を元に、様々なジャンルの映画にその思いを潜めつつ『厭戦映画』を作り続けて来ました。上映作品を自ら選むのは難しい。普段皆様が見ることの出来ぬ映画をこの際ご覧いただけたらと。時代はいつか個人映画ばかりになり、僕が願った映画作りの世になりました。その個人の自由と権力者の不自由の証を愉しんで下されば、と。僕の正体が炙り出されれば愉しいかな」とコメント。また、Japan Nowの安藤紘平プログラミングアドバイザーは「大林映画の中では、死んだ大切な人が、歴史と失われた青春が、それぞれの想い出が、そして夢のハッピーエンドが映像に描かれ、後から現実が追いかけてくる。今年は、そんな日本映画のレジェンド大林宣彦監督の特集として、代表的な作品とゲストを交えてのトークをお楽しみいただけます」としている。