ニュース

原作者がすすり泣くほどの感動作!岡田准一主演「永遠の0」完成報告会(2013.07.22)

「海賊と呼ばれた男」で2013年本屋大賞第1位を受賞した百田尚樹のデビュー作であり、累計発行部数280万部を超える国民的ベストセラー小説を映画化した「永遠の0」の完成報告会が7月22日(月)に行われ、主人公のゼロ戦パイロット・宮部久蔵を演じた岡田准一をはじめ、三浦春馬、井上真央、山崎貴監督、原作の百田尚樹が登壇した。岡田は「人のために生きることができる男を演じさせていただきました。CGが多いと芝居の技量が出るということでプレッシャーも感じましたが、山崎監督の演出のもと何とか乗り切ることができました」と誇らしげな表情で挨拶した。

物語は、司法試験に落ちて進路に迷う青年・佐伯健太郎が、60年前の太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻出撃により帰らぬ人となった祖父・宮部久蔵について調べ始めたことから、宮部が天才的な操縦技術を持ちながら、仲間たちから「海軍一の臆病者」と言われていた事実と、その裏に隠された衝撃の真実を解き明かしていく。

本作に取り掛かる前から特攻や戦争について描いてみたいと思っていたという山崎監督は「一人の人間に焦点を当てながら、戦争を焙り出している素晴らしい原作で、読み終わって言葉に出来ない感動が押し寄せてきました。昨年の6月から暑い中、奄美大島や千葉などで撮影を行い、その後、6ヶ月かけてCGや編集作業を平行して行いました。僕の映画はCGが割と多いのですが、内容が内容だけにCGとわかってしまうと興醒めしてしまうので、今回はものすごくハードルを高くしてリアルに描きました」と自負。

祖父のことを調べるために、かつての戦友のもとを訪ね歩く健太郎を演じた三浦は「特攻要員として飛行機の技術を学んでいたものの、視力が良くなかったため下ろされたという、僕自身のお祖父さんのルーツを知るきっかけにもなった作品。この作品に出会っていなければ、どうやって自分が生まれてきたかも知らなかった。この作品を観て、皆さんも自分のお祖父さん、お祖母さんのルーツを探す旅に出ていただけたら嬉しい」とコメント。

戦地に赴く宮部の帰りを待ちながら、一人娘の清子を育てる妻・松乃を演じた井上は「原作を読んで泣き、脚本を読んで感動し、内容を知っているのに出来上がった映画を観て感動と衝撃を受けました。戦争映画というひとくくりにはできない、愛を感じる、生命力溢れる作品になっています。自分が関わっていないシーンでも、こんなに印象的な言葉があったのかと思い、私たちが戦争を伝えていかなければならないことを改めて感じました」と明かした。

大変だったシーンを聞かれると井上は「宮部さんが一時帰ってきて、赤ちゃんの清子をあやすシーンがあったのですが、監督の『ヨーイ!』で『ワーン!』と泣き出しちゃって。いかにキヨちゃんを泣かさないように、笑顔を引き出せるかで、みんなの気持ちが一つになった瞬間でした」と語ると、岡田も「『ヨーイ!』で現場の空気がピリッとなっちゃうので、それに反応して泣いてしまっていたのですが、2人であやしながら役作りができました」と物語上でも大切なシーンということもあり、良い経験になった様子。

原作者の百田氏は「これまでもドラマ化や映画化のお話がいろいろありましたが、シナリオを読むと『なんか違うな』と辞退してきました。でも山崎監督と林民夫さんがまとめられた脚本を読んで『これは素晴らしい!これなら是非とも映画化していただきたい』とお願いしました。自分が原作の映画で泣くことはあまり無いのですが、試写で横に座っていた岡田さんからも『始まってからすぐに泣いておられましたね』と言われてしまうくらい、気がついたら頬を涙がつたっていました」と感動しきりの様子。

そんな原作者の横で初号を観た岡田は「緊張していたし、百田さんが泣いているのが気になって、集中して観れませんでした」と明かすと、並んで観ていた三浦も「目頭が熱くなって、泣きそうだと思ったら、百田さんがすすり泣きしていて。百田さんが居なければ泣けました」とやや原作者を非難。すると百田氏は「本当にボロボロ泣いちゃって。わかるでしょ?12月21日公開と言わず、少しでも公開を早めてもらいたい」と訴えた。

最後に岡田は「壮大な愛の物語。沢山の方々に観ていただければと願っております」とし、井上も「岡田さんも最初におっしゃられたとおり、誰かのために生きるということを感じて、感動してもらえたら。大切な人と一緒にご覧になってください」とPRした。

公開情報 東宝配給「永遠の0」は2013年12月21日(土)から全国公開
公式サイト:http://www.eienno-zero.jp/

バックナンバー

ページのトップへ