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吉永小百合が打ち上げで司会!?「ふしぎな岬の物語」受賞報告会見(2014.09.16)

第38回モントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査員賞の2冠を獲得した「ふしぎな岬の物語」の受賞報告会見が9月16日(火)に行われ、企画・主演を務めた吉永小百合をはじめ、共演の阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶、監督の成島出が登壇した。吉永は「モントリオール世界映画祭で2つの賞を頂きました。亡くなった米倉さんに“獲りましたよ”とご報告したいと思います」と受賞の喜びを述べ、本作が遺作となった故・米倉斉加年へ向けての感謝を述べた。

のどかな太陽と海に抱かれ、独特な時間が流れる岬村で小さなカフェを営んでいる柏木悦子。彼女がいれるとびきり美味しいコーヒーと和やかな語らいが、岬の問題児である甥や、突然東京から戻ってきた常連客の娘、そして悦子に想いを寄せるタニさんなど、そこに集う人々の、当たり前すぎて忘れてしまいがちな絆を紡いでいく。

実際にモントリオール世界映画祭へ出席し、受賞の瞬間に立ち会った吉永は「過去に世界的映画祭で2回受賞を逃してすごく辛い思いをしました。今回もダメだったらどうしようと不安でしたが、隣に阿部さんという強い方がいらっしゃるので慰めてくれるだろうと思い、心臓をバクバクさせながら結果を待っていました。(賞を手にしてからは)夢を見ているような時間をすごしました」と受賞時の状況を振り返った。吉永と共に授賞式に出席した阿部は「この映画は日本人の心の映画だと思いますが、現地での反応がすごく良く、カナダの方々が劇場ですごく楽しんで感動してくれました。僕の人生の中で、吉永さんと(モントリオールの)壇上に登り、受賞の喜びを発表できたことは何よりも嬉しいことです」とコメント。

映画祭に出席できなかった竹内は「正直、受賞した実感としてピンとくることがなく、今目の前にあるトロフィーを見て改めて実感しています。本当は私もモントリオールに行きたかったです」と本音を吐露するも「いち吉永小百合ファンとして、この作品に出られたことを感謝しています」と吉永への思いを述べた。

受賞後にある人物から連絡があったという鶴瓶は「夜中にタモリさんから電話があり、留守電に入れるような言い方で『おめでとうございまーす…』とだけ言って切られました。よっぽど(吉永との共演を)怒っているのだと思います」と、大の吉永小百合ファンで知られるタモリとの秘話を明かした。

本作で初のプロデューサーも務めた吉永は「本当に新米のプロデューサーで、周りの皆様に助けられながらやりました。何もできませんでしたが、皆様の心に届くようなものにしたいということを願いながら撮影に臨んでいました」と述べた。それに対し阿部は「どの人に対しても同じ目線で気を遣ってくださり、現場が“この人の為に最大限の力を出していこう”という空気に包まれていました。プロデューサーとしても主演としても、素晴らしい先輩の後姿を見れたなと思っています」と現場での吉永の姿を称賛。竹内も「時より早く帰られるプロデューサーさんを見たことがあるのですが、これ程までにずっと現場に寄り添っている方はいらっしゃらないなと思いました。吉永さんがこの作品に懸けている思いを感じ、とても幸せな現場にしてくれるプロデューサーさんだと思います」とコメント。

成島監督も「本当にプロデューサー吉永さんには助けて頂きました。吉永さんがプロデューサーとして、そして主演女優として居てくれるだけで、現場のみんなが岬の住人みたいになれました。この作品に対する思いが、結果フィルムに全部映っていったのだと思います」と吉永に感謝しきり。

また鶴瓶は「吉永さんは(打ち上げの)抽選会で司会をしてくれたんです。そんな吉永小百合見たことありますか?」と意外な一面を明かし会場を沸かせた。

また、今後について吉永は「これから足腰が衰えて台詞も言えなくなる時がくるかもしれませんが、映画の現場が大好きなのでこれからも体が続くかぎり一生懸命やっていきたいです」と語り、締めくくった。

公開情報 東映配給「ふしぎな岬の物語」は2014年10月11日(土)全国公開
公式サイト:http://www.misaki-cafe.jp/

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