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ハウステンボス×白組×クリーク・アンド・リバー社「GAMBA ガンバと仲間たち」共同製作会見(2015.08.24)

約40年前に刊行され、多くの人に親しまれてきた児童書「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」を3DCGアニメーションとして映画化した「GAMBA ガンバと仲間たち」の共同製作を務めるハウステンボス(株)、(株)白組、(株)クリーク・アンド・リバー社(以下、C&R社)の各代表が8月24日(月)に記者会見を行った。ハウステンボス内で紹介される約8分間に亘るスペシャル映像が上映され、企画と製作を手掛けた白組の島村達雄代表取締役社長は「とても奥が深い話で、エンターテインメント作品以上になると確信しました。アメリカのアニメは子ども向けのものが多いですが、日本のアニメファンの大部分は大人なので、子どもが観ても楽しく、大人も奥深さを感じられるものを製作しました」と自信をのぞかせた。

“オンリーワン・ナンバーワン”の規模感や価値観を持ち合わせた「花」「光」「音楽とショー」「ゲーム」「健康と美」の5つを軸としたイベント展開により年間を通じて国内外から観客を集めるハウステンボス。「ALWAYS 三丁目の夕日」や「永遠の0」、「STAND BY ME ドラえもん」など人々の記憶に強く残る作品を次々に発表している映像制作会社の白組。そして「クリエイターの生涯価値の向上」を理念に掲げ、テレビ、映画、ゲーム、Web、出版等のクリエイティブ分野におけるエージェンシー事業を展開するC&R社。

この3社による初の共同製作作品である「GAMBA ガンバと仲間たち」は、構想から15年、10年の製作期間と総製作費20億円をかけて誕生した。世界で一番広くて大きい海を目指す旅に出ようと決意した街ネズミのガンバが、凶悪な白イタチ“ノロイ”により全滅の危機にある島ネズミと出会い、凶悪な敵に立ち向かうべく、仲間たちと共に大冒険を繰り広げる。

脚本を「ALWAYS 三丁目の夕日」等のヒットメーカー古沢良太が担当し、海外からもエグゼクティブ・プロデューサーとして「スパイダーマン」シリーズ等のプロデューサーであるアヴィ・アラッド、音楽は第86回アカデミー賞で3冠に輝いた「それでも夜は明ける」に追加楽曲を提供したベンジャミン・ウォルフィッシュが担当し、ロンドンのアビー・ロード・スタジオにてフルオーケストラを収録するなど、国際色豊かな作品となっている。

出資による参画を行っているC&R社の井川幸広代表取締役社長は「日本を代表する映画を作っている白組による映像のクオリティの高さを拝見し、世界で勝負できるCGアニメになると感じました」と語り、同じく出資に参画しているハウステンボスの澤田秀雄代表取締役社長は「ディズニーやユニバーサルなどのテーマパークでは映画のキャラクターをベースにした常に新鮮なイベントやアトラクションがあり、人気となっているので、ハウステンボスでも、今後そういったことを行っていきたいと考えています。この映画を第1弾として、将来的には映画に出資できる資金力を増やしていき、第2弾、第3弾と映画製作に乗り出していければと思います」と展望を明かした。

今後は10月10日の劇場公開に向け、ハウステンボス場内での告知活動の実施を含め、3社共同で作品のPR等を行い、多くの観客に本作の魅力を届けていく。なお、アート・ディレクターの森本千絵がコミュニケーション・ディレクターに就任し、宣伝ビジュアルのディレクションやエンドロールの演出も担当。島村社長は「3DCGバリバリの本編とは対照的にハンドメードのアニメを作っていただき、すごく可愛いガンバをデザインしていただいたので、最後まで楽しめる見どころいっぱいの作品になっています」とPRした。

(c)SHIROGUMI INC., GAMBA

公開情報 東映配給「GAMBA ガンバと仲間たち」は2015年10月10日(土)から全国公開
公式サイト:http://www.gamba-movie.com/

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