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果たして絶対舌感を持っているのは誰!?「RANMARU 神の舌を持つ男」公開直前大宴会(2016.11.28)

数々の“超舌”ヒット作を生み続けるエンターテインメントの名匠・堤幸彦監督が20年来温めてきた温泉ギャグミステリー「RANMARU 神の舌を持つ男」の公開直前大宴会が11月28日(月)に行われた。連続ドラマに引き続き、特殊能力“絶対舌感”を持ち、伝説の三助の孫でもある朝永蘭丸を演じた向井理をはじめ、蘭丸と共に全国津々浦々の温泉を巡って珍道中を繰り広げる甕棺墓光役の木村文乃、宮沢寛治役の佐藤二朗、そして堤監督が浴衣姿で宴会場に登場し、温泉宿さながらの芸者による演舞も披露された。

放浪の旅の末、鬼灯村に辿り着いた朝永蘭丸は、温泉で溺れたことから人工呼吸により助けられた女医・りんに一目惚れしてしまう。甕棺墓光と宮沢寛治も蘭丸を追って来るが、その時、地面が大陥没し、鬼火が発生。黒い水が湧き出し、死体も出てきたことから、村人は三人がいにしえの呪いを呼び覚ましたと大激怒する。

この日は、大宴会を盛り上げるべく、人気お笑いコンビ“うしろシティ”の金子学と阿諏訪泰義が司会進行を務め、駆けつけた浴衣姿の来場客を見て、「一気に温泉旅館に来たみたいですね!勘違いしないで下さい。ここは半蔵門ですよー」と語りかけ、「夢のような時間を味わってください!」と大ヒットを祈願したイベントをスタート。

堤監督は「実は30年前に思いついていたんですが、20年ぐらいプロデューサーの引き出しの下に企画書が隠されていました。温泉って場所によって泉質が違うんですよ。だから、全国を旅し続ける話にできるし、こんなに面白いネタはないと思いました」と企画の経緯を明かした。

撮影で楽しかった思い出について聞かれた向井は、「抜群に草津でしたね!雨で撮影できない日があって、スケジュールがゆるんだので、その時、初めて宿のごはんが食べられたんです」と明かし、佐藤も「『温泉めぐりの撮影でいいね!』なんて言われていたけど、ドラマの7話まで何ヶ月も楽しめていなかったですからね」と追随。

そして、2人で貸切風呂に入ったそうで、佐藤が「理が湯もみしてくれて、理の部屋でごはんも食べて、完全に旅行気分でしたね」と語ると、向井は「2人とも体が大きいので、きっつきつのお風呂でしたけど」と言って笑った。その時、木村は何をしていたのか聞かれると、「私はひたすら寝ていました。こんなに寝られて幸せ!って感じでした」と明かした。

「湯もみ/湯かけ/マッサージ」を行う三助についてあまり知識が無かったという向井は、「火野正平さん演じるおじいちゃんから教わる設定だったので、火野さんの背中をひたすら見ていました」と語り、佐藤は「火野さんは随一のキャスティングだよね。むしろ三助にしか見えなかった!」と絶賛した。

また、2時間サスペンスマニアでハイテンションなキャラクターを演じた木村は、「美術さんや小道具さんが面白い道具を用意して下さるので、それを好きに使って演じていたんですが、9割は堤監督の無茶ブリです!」と監督をチクリ。「でも、佐藤さんはそれを笑いに変えてくれて、向井さんも何をやってもリアクションを取ってくれました!」と感謝した。

そんな木村の演技について堤監督は「やれと言えば言うほどこなしてしまう人なので。息継ぎなくしゃべってもらったりもしましたね」と語り、木村も「ドラマのメイキングがDVDについているんですが、マネージャーからも『あんなに爆笑したのは初めて!』と言ってもらいました」と苦労が報われた様子。

最後に、レストランなどで長年修行し、実際に“神の舌”を持っているという、うしろシティの阿諏訪考案による「君はこの隠し味の謎を解き明かせるか!?」ゲームが行われ、「温泉たまごかけごはん」の隠し味を(1)ミソ、(2)カラシ、(3)スシ酢から当てることとなった4名。選択肢のフリップを見る前に「ちょっとしょっぱい感じだな」と言ってしまったため、(1)のミソと答えた向井。他の3名は(2)のカラシと答えて正解という結果に。

神の舌を持っているはず向井は苦笑いしながらも、「公開前から浮かれている感じですが、公開後も改めてこういうイベントができればと思います。皆さん、盛り上げてください。よろしくお願いします!」と大宴会を締めくくった。

公開情報 松竹配給「RANMARU 神の舌を持つ男」は2016年12月3日(土)から全国公開
公式サイト:http://ranmaru-movie.jp/

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