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20年ぶりとは言わないで!長渕剛主演「太陽の家」キャスト発表記者会見(2019.04.25)

4月1日からクランクインしている長渕剛20年ぶりの主演映画「太陽の家」のキャスト発表記者会見が4月25日(木)に行われた。長渕演じる主人公の棟梁・川崎信吾の妻・美沙希に飯島直子、信吾の娘・柑奈に山口まゆ、信吾と関わっていくシングルマザー・池田芽衣に広末涼子、その息子・龍生に潤浩、信吾の愛弟子・河合高史に瑛太が扮することが発表され、長渕は「20年ぶりって言われるのは、なんかサボっていたみたいで嫌なんだけど、笑顔の絶えないスタッフとキレイな方々に囲まれ、映画界のカリスマである瑛太もいて、こんな可愛い孫みたいな子もいて、とても楽しい現場です!」と意気揚々と挨拶した。

神技的な腕を持つ大工の棟梁・川崎信吾は、やんちゃで人情味の厚い男。年頃の娘としっかりものの女房と幸せに暮らしているが、保険会社の営業ウーマンでシングルマザーの芽衣と息子の龍生を気にかけ、2人のために家を作ろうと思い立つ。周りの不穏な空気も気にせず、家作りに没頭する川崎の前に、龍生の父親だと名乗る男が現れる。5月上旬のクランクアップを前に撮影が進んでおり、長渕は「待ち時間の間も『今のシーン良かったなぁ』と涙が出てくるんだよね。愛は真綿にくるまれたようにデリケートで掴みどころがないけど、ギューっと掴まなければならないな、と感じる本当に幸せな現場です」と明かした。

長渕演じる信吾の妻役の飯島は「とても破天荒な夫を優しく温かく見守りながら、実は手の平で転がしている役です。長渕さんを手の平で転がすなんて、役でない限りありえないので、とても楽しく演じさせていただいています」と語り、娘役の山口も「長渕さんをはじめ先輩方に囲まれて緊張していたんですが、皆さん優しく、楽しく撮影しています。私自身はそんなに明るくはないんですが、川崎家にいると自然と明るくなれます」と笑顔。広末演じるシングルマザーの息子を演じる潤浩(ゆんほ)君も「みんながいろんなことをしていて、勉強になるなと思いました」としっかり挨拶。

そんな息子を笑顔で見守る広末は「めちゃくちゃ可愛いんです。シャイで、怖がりなところが役と共通していて、自然体でお芝居しています」と目を細め、長渕との共演については「想像もしていなかったので、みんな羨ましがっているだろうなと、日々ワクワクしています。熱く、しつこく、恩着せがましいくらいの情熱で、綺麗ごとじゃない家族の愛を伝えて下さっています。カットがかかっても涙が止まらなくなってしまったことがあって、私の人生にもこんな親切な他人がいてくれたら良かったなと、そんな気持ちが観て下さる方にも感じ取っていただけたらいいなと思います」と明かした。


また、プライベートでも長渕と親交があるという瑛太は「子供の頃、長渕さんの生き様に強烈な印象を受け、剛さんの歌を歌い続けることで、苦しい時も、弱い自分が出てきた時も這い上がることができました。僕は父を亡くしましたが、父はこうあって欲しい、強く優しく、いつも笑っていて欲しい、そんなイメージそのままの人です。どんどんアイデアも出して下さって、楽しく映画作りが進んでいます。今ももう泣きそうなくらい嬉しいです」と目を覆うと、長渕は「どこからどこまでが芝居なのかなぁ」と笑いながらも「お父さん的な気持ちもあるけど、瑛太という青年が可愛くてしょうがない!」と相思相愛の様子。

見所を聞かれると、長渕は「優しいっていいなぁ、優しく生きたいなぁと思えるところ」と語り出し、物語の内容を次々と明かし始め、権野監督が慌てて止める場面も。気を取り直して監督は「信吾の周辺で起こる物語を描いているわけですが、新しい家族の形が見える映画になればと思い絶賛撮影中です。良い作品をお届けできると思っておりますので、宜しくお願いします」と述べ、長渕も「チープな言い方かもしれないけど、沢山笑って、沢山泣いて、観終わって誰かと手を繋ぎたくなるような映画になったらいいなと思います」と締めくくった。

公開情報 REGENTS配給「太陽の家」は2020年全国公開
公式サイト:https://gyao.yahoo.co.jp/special/nagabuchi40th/

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