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新田真剣佑が憧れの三浦春馬との共演に感謝!「ブレイブ −群青戦記−」製作報告会見(2020.12.15)

集英社「週刊ヤングジャンプ」で連載された笠原真樹による異色の“部活×青春×歴史”コミック「群青戦記 グンジョーセンキ」を、本広克行監督が映画化した「ブレイブ −群青戦記−」の製作報告会見が12月14日(月)に行われ、本広監督、新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之(劇団EXILE)、渡邊圭祐が登壇。本広監督は「コロナになる前に作ったので遠い思い出のよう。アスリートたちということで、みんなには徹底的にトレーニングしてもらい、みっちりアクションしてもらった。青春ものであり、エンタテインメント映画が出来ました!」と自信をのぞかせた。

スポーツ名門校に所属する高校生アスリートたちが、学校まるごと戦国時代にタイムスリップしてしまったことから、仲間を守るために武将たちとの生死を賭けた戦いを繰り広げ、成長し結束していく姿を描き出す。目立つことが苦手な弓道部員・西野蒼役の新田は「すごいと思ったのは、全員本人がアクションをこなしていたこと。撮影の数ヵ月前からそれぞれの部活動の練習を始めて、個々の部活は違っても、みんなで力を合わせて頑張っていけたので、心の底から嬉しかったし、和気藹々と笑って過ごせました」と笑顔。

蒼を支える幼馴染・瀬野遥役の山崎は「私は蒼を引っ張っていく役柄なんですが、実際には新田さんがさりげなくエスコートしてくれて、いっぱい、いっぱい助けられました。これまで演じた中でも一番気持ちがしっかりした強い女性で、私自身だったら涙が出るようなシーンも、遥は常に凛としているので、新たなチャレンジでした。監督からも『ここでは泣かないで!』と言われることがありました」と振り返り、本広監督も「泣く前の顔が欲しくて、お願いしたんです」と明かした。

弓道部の主将・松本考太役の鈴木は「生徒会長も主将もどちらも未経験だったので、貴重な経験になりました」と語ると、新田は「鈴木さんは身長が高いし、木刀を持つと3メートルくらいになるので、遥といつも後ろに隠れている感じでした。一緒に演じていてすごく安心できました」と信頼を寄せ、鈴木も「3人は幼馴染の役だったんですが、初共演だったので、真剣がコミュニケーションを取ってくれて、楽しく、時に厳しく撮影に臨めました」とコメント。

蒼たちに先駆けて戦国時代へタイムスリップする不破瑠依役の渡邊は、そんな3人を横目に「アクションの稽古とか現場での空気感とか、3人がすごく仲が良くて、僕はそれを跳ね返すような役だったので、非常に寂しい思いをしました」と哀しげに語りながらも、「僕のことは置いておいて、今を必死に生きることの大切さとか、皆さんの青春感を観て欲しい」とアピール。監督も「みんなその時の感情が演技に出ていて、アドリブもすごく良かったし、いいチームで、いい映画ができたなと思っています」と語った。

また、新田の父・千葉真一に、新田より先に会っていたという監督は「すっごい緊張したんですが、『アレはアレだねー』しかおっしゃらず、帰ったらすぐに本を直そうと思いました。『戦国自衛隊』へのオマージュもいっぱい入っているんです」と明かし、1979年の千葉真一主演作への思いものぞかせ、「作品のテーマは“継承”と言いたい。スタッフも技術的なことを若い人たちに、役者も下の子たちに伝えていく映画になればいいなと思いました。最初は笑いながら、だんだん泣けてきて、最後に元気になる映画なので、劇場で楽しんでいただきたい」とコメント。

そして、最後に新田は戦国武将役で出演している故・三浦春馬について「役者になりたいと思ったきっかけをくれたのが三浦春馬さんでした。この映画でご一緒できて嬉しかったし、すごく幸せでした。僕の役者人生にとって大切で、ずっと忘れることができない経験で、宝だと思っています。大好きな春馬さんの最高の姿が見られるので楽しみにしていて下さい。最高の映画を春馬さんにも届けられると思っています」と溢れる思いを吐露した。

公開情報 東宝配給「ブレイブ−群青戦記−」は2021年3月12日(金)全国公開
公式サイト:https://brave-gunjosenki.jp/

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