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大沢たかおが世界配信の影響力を実感!「沈黙の艦隊 北極海大海戦」完成報告会(2025.08.26)

大沢たかおが主演とプロデューサーを務める「沈黙の艦隊」シリーズの映画第2弾「沈黙の艦隊 北極海大海戦」の完成報告会が8月25日(月)に行われ、大沢をはじめ、共演の上戸彩、中村蒼、夏川結衣、風吹ジュン、渡邊圭祐、前原滉、松岡広大、江口洋介、吉野耕平監督、原作者のかわぐちかいじ氏が登壇した。大沢は「ドラマのシーズン1は海外でも配信されていたので、『カイエダ!』と海外で声を掛けられることがあり、世界配信の力に驚かされました。男っぽい作品ですが、皆さんが関心を持っている社会問題が描かれているので、女性にも楽しんでいただける作品になりました」と挨拶した。

「モーニング」(講談社)で連載され、累計発行部数3200万部を突破する「沈黙の艦隊」を2023年に実写映画化。2024年に配信されたドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1〜東京湾大海戦〜」は、Amazon MGMスタジオが日本で手掛けた作品の中で歴代1位の国内視聴数を記録した。待望の続編で描かれるのは、原作漫画随一のバトルシーン“北極大海戦”と、連載当時にテレビ特番が組まれるほどの社会現象となった“やまと選挙”となっている。大沢は「企画を立ち上げた当初は、こういった題材が時代に合うのか?と思っていましたが、現実に戦争が起こり、日本国内も不穏な空気が席巻し、当時とは違う意識で向き合えるようになりました」と述懐。

吉野監督は続編製作について、「前作の反響が大きく、原作でもその先の展開が大好きだったので、本当に自分がやっていいのか葛藤がありました。でも、バトルものとしても、政治ものとしても話が動いていく面白い展開なので、誰かに任せるより自分でやりたいと思いました」と明かした。原作者のかわぐち氏は完成作を観て、「北極海での戦闘ですごい寒いはずだが、熱いものが伝わってきて、完璧以上の作品になったと感じました。自分が思っていたより映画になったら凄くかっこいいシーンになっていて、どんなシーンかは予想してもらえたら」と含みを持たせ、吉野監督も「裏でこっそりお伺いして、心に閉まっておきたいです」と感激の面持ち。

大沢は「パート1でサプライズをやり尽くしてしまったので、今回はマイナスからのスタートで、プレッシャーはありました。でも、北極海大海戦は大好きなパートだったので、これだけは観客に喜んでもらえるものをと思いましたし、心から作れて良かったし、自信をもって皆さんに観ていただける作品ができました」と自負した。上戸は「とにかくドラマを観た人から『次はあるのか?』と聞かれることが多かったです。前作ではテレビ局のキャスター役でしたが、今回は自分の足と目で真実を追うフリージャーナリスト役だったので、皆さんが一番感情を置きやすいキャラクターになったと思います」とコメント。

江口は「さらにパワーアップしていて、グッときっぱなしでした。海江田が潜水艦の中で微動だにせず、やり切るストイックさの一方で、僕たち政治部は陸で戦っていました」とし、夏川は「やまととアメリカの潜水艦の攻防が素晴らしくて、内容を知っているのに息が止まってしまいました。人間ドラマとしても成長しているのが印象的でした」と明かし、初参加となった渡邊は「よっしゃ!やまとに乗れる!とワクワクしていたら、ジャーナリスト側だったのでヘリコプターでした。でも上戸さんがずっと気さくに話して下さって、僕の目線では上戸さんが主役でした」と言って笑った。

最後に大沢は「劇場で是非観ていただきたいと心から思う作品ができました。これが本当なのか嘘なのか、観ていただいて、感想を伝えていただければ」と熱く語った。

公開情報 東宝配給「沈黙の艦隊 北極海大海戦」は2025年9月26日(金)から全国公開
公式サイト:https://silent-service.jp/

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