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第76回ゴールデン・グローブ賞「バイス」が最多6部門候補(2018.12.12)

第76回ゴールデン・グローブ賞の候補が12月6日(現地時間)に発表され、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のアダム・マッケイ監督とクリスチャン・ベールが再タッグを組んだ「バイス」(ロングライド配給、4月公開)がドラマ部門の作品賞をはじめ監督賞、主演男優賞(クリスチャン・ベール)、助演男優賞(サム・ロックウェル)など6部門でノミネートを果たした。

続く5部門には、ブラッドリー・クーパー監督作「アリー スター誕生」(WB配給、12月21日公開)、ヨルゴス・ランティモス監督作「女王陛下のお気に入り」(FOX配給、2月15日公開)、ピーター・ファレリー監督作「グリーンブック」(ギャガ配給、3月1日公開)が並んだ。また、日本から是枝裕和監督作「万引き家族」(ギャガ配給)が外国語映画賞、細田守監督作「未来のミライ」がアニメーション映画賞にノミネートされた。各部門の候補作品は次のとおり。

【ドラマ部門】
●作品賞▽「ブラックパンサー」、▽「ブラック・クランズマン」、▽「ボヘミアン・ラプソディ」、▽「ビール・ストリートの恋人たち」、▽「アリー スター誕生」。
●主演女優賞▽グレン・クローズ「天才作家の妻 40年目の真実」、▽レディー・ガガ「アリー スター誕生」、▽ニコール・キッドマン「デストロイヤー(原題)」、▽メリッサ・マッカーシー「キャン・ユー・エバー・フォーギブ・ミー?(原題)」、▽ロザムンド・パイク「ア・プライベート・ウォー(原題)」。
●主演男優賞▽ブラッドリー・クーパー「アリー スター誕生」、▽ウィレム・デフォー「永遠の門 ゴッホの見た未来」、▽ルーカス・ヘッジズ「ボーイ・イレイスド(原題)」、▽ラミ・マレック「ボヘミアン・ラプソディ」、▽ジョン・デビッド・ワシントン「ブラック・クランズマン」。

【コメディ/ミュージカル部門】
●作品賞▽「クレイジー・リッチ!」、▽「女王陛下のお気に入り」、▽「グリーンブック」、▽「メリー・ポピンズ リターンズ」、▽「バイス」。
●主演女優賞▽エミリー・ブラント「メリー・ポピンズ リターンズ」、▽オリビア・コールマン「女王陛下のお気に入り」、▽エルシー・フィッシャー「エイス・グレード(原題)」、▽シャーリーズ・セロン「タリーと私の秘密の時間」、▽コンスタンス・ウー「クレイジー・リッチ!」。
●主演男優賞▽クリスチャン・ベール「バイス」、▽リン=マニュエル・ミランダ「メリー・ポピンズ リターンズ」、▽ビゴ・モーテンセン「グリーンブック」、▽ロバート・レッドフォード「ジ・オールド・マン・アンド・ザ・ガン(原題)」、▽ジョン・C・ライリー「スタン&オリー(原題)」。

【共通部門】
●監督賞▽ブラッドリー・クーパー「アリー スター誕生」、▽アルフォンソ・キュアロン「ROMA ローマ」、▽ピーター・ファレリー「グリーンブック」、▽スパイク・リー「ブラック・クランズマン」、▽アダム・マッケイ「バイス」。
●助演女優賞▽エイミー・アダムス「バイス」、▽クレア・フォイ「ファースト・マン」、▽レジーナ・キング「ビール・ストリートの恋人たち」、▽エマ・ストーン「女王陛下のお気に入り」、▽レイチェル・ワイズ「女王陛下のお気に入り」。
●助演男優賞▽マハーシャラ・アリ「グリーンブック」、▽ティモシー・シャラメ「ビューティフル・ボーイ(原題)」、▽アダム・ドライバー「ブラック・クランズマン」、▽リチャード・E・グラント「キャン・ユー・エバー・フォーギブ・ミー?(原題)」、▽サム・ロックウェル「バイス」。
●脚本賞▽アルフォンソ・キュアロン「ROMA ローマ」、▽デボラ・デイビス/トニー・マクナマラ「女王陛下のお気に入り」、▽バリー・ジェンキンス「ビール・ストリートの恋人たち」、▽アダム・マッケイ「バイス」、▽ニック・バレロンガ/ブライアン・カリー/ピーター・ファレリー「グリーンブック」。
●外国語映画賞▽「カペルナウム(原題)」(レバノン)、▽「ガール(原題)」(ベルギー)、▽「ネバー・ルック・アウェイ(英題)」(ドイツ)、▽「ROMA ローマ」(メキシコ)、▽「万引き家族」(日本)。
●アニメーション映画賞▽「インクレディブル・ファミリー」、▽「犬ヶ島」、▽「未来のミライ」、▽「シュガー・ラッシュ:オンライン」、▽「スパイダーマン:スパイダーバース」。
●作曲賞▽マルコ・ベルトラミ「クワイエット・プレイス」、▽アレクサンドル・デスプラ「犬ヶ島」、▽ルドウィグ・ゴランソン「ブラックパンサー」、▽ジャスティン・ハーウィッツ「ファースト・マン」、▽マーク・シャイマン「メリー・ポピンズ リターンズ」。
●主題歌賞▽“オール・ザ・スターズ”(「ブラックパンサー」)、▽“ガール・イン・ザ・ムービーズ”(「ダンプリン(原題」)、▽“レクイエム・フォー・ア・プライベート・ウォー”(「ア・プライベート・ウォー(原題)」)、▽“リベレーション”(「ボーイ・イレイスド(原題)」)、▽“シャロウ”(「アリー スター誕生」)。

(12月10日付 日刊興行通信より)

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