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「万引き家族」が最多12部門で13受賞!「第42回日本アカデミー賞」優秀賞発表(2019.01.15)

「第42回日本アカデミー賞」正賞15部門の各優秀賞の他、新人俳優賞、協会特別賞などが1月15日(火)に発表され、作品賞には「万引き家族」(12部門13受賞)、「北の桜守」(12部門受賞)、「孤狼の血」(12部門受賞)、「空飛ぶタイヤ」(9部門受賞)、「カメラを止めるな!」(8部門受賞)が決定した。授賞式は3月1日(金)に開催され、日本アカデミー賞協会副会長であり、6年連続の司会を務めることとなる俳優の西田敏行が、昨年「彼女がその名を知らない鳥たち」で最優秀主演女優賞を受賞した蒼井優と共に授賞式を盛り上げる。

はじめに、日本アカデミー賞協会の岡田裕介会長は「日本アカデミー賞の象徴である映画神像をデザインされた流政之さんが昨年7月7日にお亡くなりになり、ご冥福をお祈りすると共に心より感謝を申し上げます。今後もデザインはそのまま使わせていただきます。去年は優秀な実写が多く、豊作の1年だったので、良い授賞式になると思いますし、これからも日本映画界を盛り上げていけるよう、日本アカデミー賞も頑張っていきます」と挨拶。今回選考対象となった作品は、2017年12月16日から2018年12月15日までに東京地区の劇場で1日3回以上、2週間以上継続して上映された40分以上の有料映画となっている。

今回で9度目の司会を務める西田敏行は「優秀作品賞の5作品は、これからゆっくり、しっかりとDVDで観ようと思っています。『北の桜守』は尊敬する吉永さんの作品だし、『カメ止め』はあれだけのバジェットでよく稼いだな!と思うし、『孤狼の血』はライバルの役所君になるべくなら(最優秀賞を)とらないで欲しい(笑)。『万引き家族』は言うまでもない作品で、どっかでケチをつけたいぐらい」と笑ってコメント。授賞式に華を添える蒼井優は「人生で初めての司会が日本アカデミー賞という大きな舞台でとても緊張しています。私にとっても、受賞者の皆さんにとっても、忘れられない1日になると思うので、皆さんの喜びを感じつつ、西田さんと共に楽しんで司会できたら」と抱負を明かした。

なお、授賞式の模様は日本テレビ系列29局で3月1日(金)21時から放送され、ラジオではニッポン放送で同日22時から全国放送される。また、今回の優秀賞受賞作品を中心とした上映会が、2月16日(土)から22日(金)までT・ジョイPRINCE品川で開催され、新人俳優賞受賞者フォトセッション企画として、「New Face Cinema 2019」が2月19日(火)から3月4日(月)まで渋谷西武A館の井の頭通り沿いに掲出される予定。

【作品賞】「カメラを止めるな!」、「北の桜守」、「孤狼の血」、「空飛ぶタイヤ」、「万引き家族」

【アニメーション作品賞】「ドラゴンボール超 ブロリー」、「ペンギン・ハイウェイ」、「未来のミライ」、「名探偵コナン ゼロの執行人」、「若おかみは小学生!」

【監督賞】上田慎一郎「カメラを止めるな!」、是枝裕和「万引き家族」、白石和彌「孤狼の血」、滝田洋二郎「北の桜守」、本木克英「空飛ぶタイヤ」

【主演男優賞】岡田准一「散り椿」、舘ひろし「終わった人」、濱津隆之「カメラを止めるな!」、役所広司「孤狼の血」、リリー・フランキー「万引き家族」

【主演女優賞】安藤サクラ「万引き家族」、黒木華「日日是好日」、篠原涼子「人魚の眠る家」、松岡茉優「勝手にふるえてろ」、吉永小百合「北の桜守」

【助演男優賞】岸部一徳「北の桜守」、ディーン・フジオカ「空飛ぶタイヤ」、西島秀俊「散り椿」、二宮和也「検察側の罪人」、松坂桃李「孤狼の血」

【助演女優賞】樹木希林「日日是好日」、樹木希林「万引き家族」、篠原涼子「北の桜守」、深田恭子「空飛ぶタイヤ」、真木よう子「孤狼の血」、松岡茉優「万引き家族」

【外国作品賞】「グレイテスト・ショーマン」、「シェイプ・オブ・ウォーター」、「スリー・ビルボード」、「ボヘミアン・ラプソディ」、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」

公開情報 公式サイト:http://www.japan-academy-prize.jp/

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