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監督の独特な感性と世界観に惚れ込んだ作品!「オブリビオン」来日記者会見(2013.05.07)

トム・クルーズ主演のSF超大作「オブリビオン」の来日記者会見が5月7日(火)に行われ、トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、ジョセフ・コシンスキー監督が登壇した。今年1月に公開された「アウトロー」からわずか4ヶ月ぶりの来日となるトムは「この作品は、観客の方に誇りを持って差し上げられるとても美しい映画で、今まで出演してきたSFとは違った作品になっていると思う。是非、日本の皆さんに充分に楽しんでほしい」と挨拶した。

2077年、地球はエイリアンの攻撃を受け全壊し、生き残った人類は他の惑星への移住を余儀なくされる。ジャックは最後まで地球に残り監視任務を続けていたが、ある日、墜落した宇宙船で眠っている美女ジュリアを発見する。そして二人の前に現れたビーチという謎の男により、隠された真実が告げられ、地球の運命が大きく動き始める。

前作の「トロン:レガシー」以来約2年ぶり2度目の来日となるコシンスキー監督は「この映画は(始めに案を思いつき映画になるまで)8年の長い旅でした。『アラビアのロレンス』や『2001年宇宙の旅』を意識して制作し、CGやブルースクリーンに頼りきらない、地に足の着いたリアルな作品を目指しました。プロジェクションスクリーンに実際の映像を映し出すというキューブリックが用いていた手法を、21世紀用にアップデートしました」と映像美にとことんこだわった事を明かした。これに対しトムも「監督のデザイン力、発想力、音楽の使い方など、独特な感性と世界観を作り上げる手腕に惚れ込んだんだ」と監督を賞賛。

トムと初競演となるオルガは「トムと監督と一緒に仕事できたことをとても誇りに思います。スタントシーンは、経験豊富なトムが隣にいてくれただけで自信と勇気を持つことができました」と語り、「言葉では言い尽くせないくらい素敵な現場で、自分が出演してきた作品の中でも最高の1本だと思います」と自信をのぞかせた。そんなオルガとの共演シーンでトムは「バイクで2人乗りをして疾走するシーンでどちらが操縦するか奪い合いになったことがあったけど、2人ともコントロールフリークではなく安全運転を心がけていたよ」とアクションシーンでの出来事を明かした。本作の見所でもある飛行シーンでは、監督、オルガともよく話し合いを重ねたようで「過去に出演した『トップガン』のコックピットのシーンは、今見ても良く出来ているから、今回もリアルに撮らなければパイロットの友人達が許さないだろうからね」と飛行シーンへの熱い思いを語った。

また、本作のストーリーに合わせて「トムの人生で予想不可能な出来事は?」という質問に、「人生はいつも予想不可能だよ。それが素晴らしいことで、人生の美しいところだね」と笑顔で語り、「この作品も最後の最後で全てが明かされるストーリーテリングの素晴らしさが、僕を含む多くの映画ファンを楽しませてくれるオリジナルなものになっている」と改めて予測不可能な展開が待ち受けていることを明かした。

最後にトムは「日本へ来るのは19回目だけど、日本はとても美しい国なので、あと19回来てもいいくらい日本が大好きさ」と親日家ぶりをアピールした。

公開情報 東宝東和配給「オブリビオン」は2013年5月31日(金)からTOHOシネマズ日劇他全国公開
公式サイト:http://oblivion-movie.jp/

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