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錦戸亮、メリーゴーランドでのキスシーンに大照れ!「抱きしめたい−真実の物語−」完成披露会見(2013.12.09)

北川景子&錦戸亮、初共演による実話から生れた奇跡のラブストーリー「抱きしめたい−真実の物語−」の完成披露会見が12月9日(月)に行われ、雪が舞う六本木ヒルズアリーナのレッドカーペットにリムジンで乗りつけたキャスト陣が降り立つと、駆けつけたファンの歓声で冬空の会場は一気にヒートアップ。北川は「寒くないですか?」とファンたちを気遣いながらも「今日は初めて皆さんにご覧いただくということで浮き足だっています」と語り、錦戸は「こんばんは!撮影は今年の2月くらいだったんですけど、こうして完成して皆さんにお披露目できることを嬉しく思います」と挨拶した。

壮絶な交通事故から奇跡的に生還し、左半身と記憶能力に障害がありながらも常に前向きに生きるつかさ。そんな彼女と恋に落ち、一生の愛を誓ったタクシードライバーの雅己。多くの障壁を乗り越えて結ばれたふたりに、幸せの絶頂で課された過酷な運命を描きだしている。本作は、ドキュメンタリー「記憶障害の花嫁−最期のほほえみ−」(HBC北海道放送制作)としても放送され、反響を呼んだ。

塩田明彦監督は「キャスト陣が今までは見せてくれなかったようなステキな表情が映し出されているのではないかと思います。是非、劇場に行って観ていただけたらと思います」と挨拶。会見冒頭に映し出された予告編では、北川と錦戸のメリーゴーランドでのキスシーンが映し出され、会場からは「キャー!」っと黄色い声があがっていたが、「あのシーンもほとんどテストをしないで、いきなり撮りました。2人にお願いしますよって感じで」と語り、錦戸は突然の本番に「やりづらいですよー。キスしにいくわけじゃないですか。がっついてるな、こいつって思われてもね。(馬が)アップダウンする中で、どうキスしに行けばいいんだろう?って・・・」と語ると、監督も「錦戸くんに聞かれたので、キスしにくいのがテーマだろうと伝えました。僕もわからなかったので」と応えると、「丸投げじゃないですか!」と北川に突っ込まれていた。

実在の人物を演じたことについて北川は「つかささんがご存命の時の映像を観て、笑顔が明るいのが印象的で、その部分を大切に表現できたらと思ったのが一つ。あと、周りにいる方が楽しそうで、みんなをハッピーに出来るようなオーラを心掛けるようにしました」と明かし、錦戸も雅己さんにクランクイン直前に対面したそうで、「多くを語らない。でも芯がしっかりしていて、男から見てもカッコいい空気をまとっていて、2人に恥じないような雅己さんになろうと心掛けました」と語った。

映画タイトルに因み、「抱きしめたくなる瞬間」について聞かれた男性キャスト陣は、「ベッドに入りたての時、犬を湯たんぽみたいに抱っこする時かなぁ。あれ、逃げてるみたいですか?じゃあ、この前、実家に帰った時に、酔っ払って母親をハグしましたけど」(錦戸)、「優しくされたら誰でもギュッとしたくなります!」(上地)と回答したが、大人の男・國村隼は「1人でずーっと大きな悲しみを必死になって耐えて、ずーっとたたずんでいる人を、後ろからフッと」と語ると、会場からは歓声が上がり、塩田監督作品への出演は3度目となる寺門ジモンも「俳優さんはやっぱり違いますね!」と尊敬の眼差し。

なお、公開記念キャンペーン「抱きしめ大会」が開催されることも発表され、本作のポスターをイメージした写真を全国5都市の会場で撮影、もしくは自ら撮った写真を公式サイトに応募すると、モザイクアートによる「抱きしめたい」ポスターが製作される。最後に北川は「つかささんと雅己さんが過ごした網走でロケをしまして、奇跡のラブストーリーを作りました。ここにいるキャスト一堂、そして監督、全員が自信を持ってお届けしたい映画です。2人の絆はもちろんなんですけども、家族愛や友達同士の愛、色々な愛の形を皆さんに感じていただいて、心が温かくなっていただけたらと思います」と締めくくった。

公開情報 東宝配給「抱きしめたい−真実の物語−」は2014年2月1日(土)全国公開
公式サイト:http://www.dakishimetai.jp/

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