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「第15回東京フィルメックス」開催、今年のオープニング作品は塚本晋也監督の「野火」(2014.10.15)

11月22日から30日まで、有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇で開催される「第15回東京フィルメックス」のラインアップ発表会が10月15日に行われた。オープニング作品には「第71回ヴェネチア国際映画祭」でワールド・プレミア上映された塚本晋也監督の「野火」が決定、塚本監督は「選んで頂いて非常に光栄」と挨拶した。クロージング作品はデヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作「マップ・トゥ・ザ・スターズ」が上映される。

コンペティション部門の審査委長は、昨年「罪の手ざわり」がオープニング作品として上映された、中国のジャ・ジャンクー監督。審査員は北野武監督作品を殆ど手掛けている、撮影監督の柳島克己氏、東急文化村の美術・映像事業部プログラミングプロデューサー、中村由紀子氏、台湾の映画評論家、張昌彦(チャン・ヤン)氏、アメリカのプレス・アタッシェ、フィルム・プレス・プラス代表、リチャード・ローマンド氏。また、昨年に引き続き、東京学生映画祭主催の「学生審査員賞」も実施される。なお、今年の各賞の発表は11月29日に行われる。

コンペティション部門はイスラエル、イラン、フィリピン、中国、韓国と様々な国の作品が並び、初めてヨルダンの作品がエントリーされた。日本からは、心の中に葛藤を抱えた者たちの交流と可能性を問う高橋泉監督の「ダリー・マルサン」がワールド・プレミア上映される。9作品の中の5作品が長編監督デビュー作となり、1作品を映画分野の人材育成事業「タレント・キャンパス・トーキョー」(前身プロジェクトのネクスト・マスターズ2010を含む)の修了生が監督・製作している。

特別招待作品には、東京フィルメックスに馴染みの深いアモス・ギタイ監督の「ツィリ」、イランからの亡命生活を続けるモフセン・マフマルバフ監督がグルジアで撮影した最新作「プレジデント」、ベルリン映画祭で上映されたツァイ・ミンリャン監督最新作「西遊」などが並ぶ。なお、日本からは、篠崎誠監督の「Sharing」、廣木隆一監督の「さよなら歌舞伎町」、行定勲監督の日中合作「真夜中の五分前」が選出された。

また、特集上映として、デヴィッド・クローネンバーグ監督の初期の2作品、「ステレオ/均衡の遺失」「クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立」を上映するほか、「1960−破壊と創造のとき−」と題し、1960年製作の3作品、大島渚監督「青春残酷物語」(聴覚障がい者向け日本語字幕付き)、高橋治監督「彼女だけが知っている」、森川英太朗監督「武士道無残」をデジタル上映する。

昨年に続き“限定早割”も実施し、平日(11月25日〜28日)の17時以前に開始の上映回を対象とした1000円均一の前売券を11月3日〜9日の1週間限定で販売する。

また、今年は第15回という節目であり、開催を記念して「この映画を観れば世界がわかる〜現在を刺激する監督たちのワールドワイドな見取り図」(言視舎発行)を10月下旬に出版、映画祭期間中は会場限定価格での販売も予定している。

公開情報 公式サイト:http://www.filmex.net

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