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木村拓哉も感慨無量!法務省では初となる「HERO」完成報告会見(2015.07.06)

2001年1月からフジテレビで放送され、全11話の平均視聴率34.3%を叩き出し、スペシャルドラマ、劇場版を経て、昨年夏にシーズン2が復活した木村拓哉主演の人気シリーズ劇場版最新作「HERO」の完成報告会見が7月5日(日)に法務省で行われた。撮影でも使用されてきた法務省内で映画のイベントが行われるのは初のことで、木村は「実際に弁護士や検察官になられる人たちが世に出て行く場所でもあるので、今回、ここで映画の発表が出来ることを光栄に思います。『HERO』を見て検察官になろうと思った方もいると聞き、作品から影響を与えられたということも嬉しい」と語った。

スーツを着ない型破りな検事、久利生公平を中心に東京地検城西支部の個性的な面々が事件に立ち向かう姿を描いてきた「HERO」。今回は大使館という決して侵してはならない“絶対領域”を前に、なす術のない久利生が真実に向けて奔走する。会見には久利生役の木村をはじめ、シーズン2から参加している北川景子、杉本哲太、濱田岳、正名僕蔵、吉田羊、松重豊、そしてシリーズ開始当初から出演している八嶋智人、小日向文世、角野卓造、久生利と対立する外務省・欧州局長の松葉を演じた佐藤浩市、そして鈴木雅之監督が登壇。

木村は8年ぶりの映画を「照れくさい」としながらも、「今回は大使館の横で起きた交通事故ということで、治外法権、外交特権という確立された権利に違う方面からアプローチできないかと検事として捜査に参加します。どこか城西支部の面々とはワチャワチャした感じがあるんですが、浩市さんが演じる松葉さんがいることで、現場がピシっと締まりました」と明かし、佐藤は「ドラマからの皆さんのチーム力が伝わってきたので、緊張しましたよ」と謙遜。

佐藤は撮影中にはアクシデントもあったようで、「アレルギーで12回戦を終えたボクサーのような顔になっちゃったんですが、座長(木村)が知っている病院をすぐに紹介してくれて、点滴と注射を打ってなんとか治まりました。皆さんに迷惑を掛けずに済んで、座長のお蔭です」と木村に感謝し、「写真で残しておく余裕も無かった。ここで披露するひとネタになったんだけどな」と何故か残念そう。

今回は松たか子演じる雨宮舞子も大阪地検難波支部の検事として復活していることで話題となっているが、北川は「すごいですよ!松さんと木村さんが並んでいて、本物の『HERO』だなって思いました。TVで見ていた二人を目の前にして、一気に中学生の頃にタイムスリップしたみたいで嬉しかったです!」と興奮気味に明かした。

末次事務官として検事たちを支え続けてきた小日向は14年間を振り返り、「確かに僕と角野さんは髪の毛が減ったけど、長い間やっている勲章かな。2001年のドラマを見返したら、久利生がキラキラしていて、愛おしくて息子のような感じがしました。木村さんも年をとったけど、あの時のキラキラは全く失われていない!」と絶賛。そして「前回の映画の発表の時、阿部寛が前にいて僕だけ写真に写っていなかったので、今日だけは宜しくお願いします!」と今回も長身の松重が前に座っていたことから、カメラマンたちに懇願し、笑いを誘っていた。

同じく遠藤事務官として城西支部を盛り上げてきた八嶋も「我々事務官は異動が無いので、ずっとあのスペースでああだこうだやって来たんだろうなと、セットに入った瞬間に役に入れました。映画としてスケールが大きくなっても、久利生は正義を貫く勇気を持ち続けていることがわかるし、あらゆる意味でNo.1なんじゃないですか!監督!!」とぶち上げた。

最後に法務省旧本館である赤レンガの建物をバックに写真撮影が行われ、木村は雨がちょうど止んだこともあり、「A案、B案、C案といろいろあったんですが、ビニール傘をささずに、写真が撮れて良かった」とホッとした表情を見せ、「実に親しみやすい、いつもの面々がスクリーンの中で待っていると思いますので、劇場を僕ら城西支部のメンバーと皆さんの待ち合わせ場所にしてもらえたらと思います」と語って会見は幕を閉じた。

公開情報 東宝配給「HERO」は2015年7月18日(土)から全国公開
公式サイト:http://www.hero-movie.com/

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