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空手美女の武田梨奈がまたしても!?宇和島伊達400年祭記念映画「海すずめ」製作発表会見(2015.09.16)

「宇和島伊達400年祭」をきっかけに製作され、2016年愛媛県南予全域で開催される「えひめいやしの南予博2016」を盛り上げる映画として誕生する「海すずめ」の製作発表会見が9月16日(水)に行われ、主演の武田梨奈をはじめ、小林豊、吉行和子、大森研一監督らが登壇。自転車に乗って街中へ、島へ、人々へ本を届ける主人公・雀を演じる武田は「愛のある作品、いい作品にしかならないだろうという自信があるので、楽しみにしていて下さい。宇和島にはまだ訪れていませんが、監督から1000枚くらい写真を見せていただき、素晴らしい所だと感じました」と今月末に始まる撮影を楽しみにしている様子。

愛媛県宇和島の市立図書館自転車課(自転車で図書を運ぶ仕事)で働く赤松雀は、小説家になる夢をいつしか諦めていた。そんな時、町ではお祭行事に関する一大事が勃発。さらに図書館では自転車課の廃止案が浮上。雀は必死に問題解決へと向かい走り出す。舞台となる宇和島は今でも“お殿様”が存在する珍しい街であり、伊達政宗の長男・秀宗を初代藩主とする宇和島伊達家の歴史と共に、爽やかな青春ムービーとして描き出す。

会見に駆けつけた宇和島市長の石橋寛久氏は「今年は市が全力を挙げて春から秋にかけてお祭を行っており、宇和島伊達400年の記念すべき年に映画が作れることを市民も私も嬉しく思っています。後世に伝える意味でも良い作品ができるだろうと大いに期待しています」と挨拶し、宇和島伊達家13代当主である伊達宗信氏も「素晴らしい出演者と共に映画を成功させ、“西の伊達ここにあり”と全国に紹介していけたら」とコメント。

映画製作の経緯について、自身も愛媛県出身の大森監督は「ご当主の奥様と愛媛県の県人会で震災のボランティア活動をしていた時にお会いし、『瀬戸内海賊物語』を撮っていた際に宇和島でも映画が撮れたらという話から、400年祭の話をうかがい、どんどん映画に向けて進んでいきました」と明かし、伊達氏も「地方創生や少子高齢化の流れは避けては通れない今、どうやったら宇和島を活性化していけるか、今いる人たちに明るい夢のある未来を見せてあげることができるかを考え、監督と映画をやってみましょうという話になりました」と振り返った。

元ロードレーサーであり、地元の宇和島で雀と同じく本を届ける仕事をする青年・岡崎を演じる小林は「ミカンを食べまくって、ビタミンを取って、お肌プルプルにしたい。役者をやる前はパティシエだったので、レシピ本を図書館で借りて、スイーツを作ったりしていました。愛媛でも特産品を使ってレシピを自分なりに考えられたら、宇和島っ子になれるんじゃないでしょうか」とコメント。

雀が運ぶ本を待ち侘びる物語のキーとなるおばあちゃん・トメを演じる吉行は「本当にいいお話で、400年という記念の年に映画出演できるのも嬉しい。トメさんは宇和島の歴史みたいな人で、昔、図書館でほのかな恋をして、ずっとその人を想い続けて生きている素敵な女性なんです」と明かし、主演の武田を見て「こんなに可愛い子がしょっちゅう訪ねて来てくれるなんて、一人住まいの高齢者はどんなに楽しみだろうと思いました」と微笑んだ。

また、大森監督は「魅力ある宇和島の景色を皆さんに届けたい。全てオールロケというのも珍しいので、さらに気合を入れて撮っていきたいし、景色を強力な武器にしていきたい。市を挙げて準備段階から話を進めて下さっているので、出演者の方々が楽しみにしている食べ物も用意して待ち構えて下さっている」と宇和島の全面バックアップを受けていることを明かした。

武田と言えば、空手歴13年であり、頭突きによる瓦割りを披露するCMでも話題となっているが、一方の小林は運動音痴ということで、現在はロードバイクを猛特訓中。そんな小林に武田は「考えるな!感じろ!です」とアドバイスし、板割りを披露することに。愛媛県のご当地キャラとして人気No.1の“みきゃん”が板を構えるも、怖くて震えている様子。

代わって小林が板を構え、武田が宇和島の方言で「すごい!」を意味する「がいな!」の掛け声と共に一瞬にして板を拳で叩き割った。すると武田は「この前『有吉反省会』で、どこでも瓦を割ってゴメンなさいと言ったのに、また割っちゃってゴメンなさい」と謝罪し、吉行は「生で初めて見たからビックリしちゃった・・・。仲良くしてね」と語りかけていた。

公開情報 アークエンタテインメント配給「海すずめ」は2016年初夏、全国公開

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