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高田馬場にちなんだ惑星も登場!?「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」来日記者会見(2015.12.11)

J.J.エイブラムス監督による「スター・ウォーズ」新たなる3部作の1作目「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の来日記者会見が12月11日(金)に行われ、エイブラムス監督をはじめ、新キャストのデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバーが登壇した。会見前にはディズニーランドでのイベントも予定されていたが、強風による悪天候で中止となり、エイブラムス監督は「今日はあいにくの天気で、電車も止まってしまったそうですが、皆さん苦労して来て下さりありがとう!」と挨拶した。

本作のストーリーは未だにベールに包まれているが、「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に“家族の愛と喪失の物語”が展開する。いつか再び逢える家族を待ち続けながら砂漠の惑星ジャクーで暮らす孤独なヒロインのレイを演じたデイジーは「4月に来日した時は、5日間しか滞在できませんでしたが、京都に行ったり、歌舞伎を観たり、美味しい食事をいただいたり、素晴らしい経験が出来ました。今日はイベントが中止になってしまって残念でしたが、そのお陰で原宿に行くことができて、楽しい時間が過ごせました」と2度目の来日も楽しんでいる様子。

戦うことに葛藤するストームトルーパーの脱走兵フィンを演じたジョンは、デイジーとは別行動で秋葉原を訪れたようで、「とってもクールな物たちを手に入れたよ。普段は絶対使わないような物ばかりだけど、ハッピーな気持ちになりました」と笑顔。そして十字架のライトセーバーを操る悪役カイロ・レンを演じたアダムも「日本の皆さんに温かく迎えていただいて感激しています。東京は素晴らしい都市だとみんなからも聞いているので、とても楽しみです」と挨拶した。

若手3人をキャスティングした理由についてエイブラムス監督は「みんな予定がたまたま空いていたからだよ」と冗談を言いつつ、「3人とも『スター・ウォーズ』に出演するという責任感を背負っていたが、VFXを取り除いても成立するくらい素晴らしい演技力を持っていた。僕は何より面白さと人間のハートの部分が大切だと思っているので、彼らのユーモアのセンスは、演じるキャラクターにも命を吹き込んでくれたと感じている」と明かした。

また、「スター・ウォーズ」シリーズは黒澤明監督作品の影響を受けているということについて、悪役を演じたアダムは「僕も『七人の侍』や『隠し砦の三悪人』を観て、演技の参考にしました。でも実際には黒澤作品から学んだものを一回捨てて、新たに自分のイマジネーションを広げてキャラクターを作っていきました。カイロ・レンはマスクを被っているので、目を見ることができないというのも一つのメタファーになっていて、ライトセーバーもキャラクターを象徴していたと思います」とコメント。

「新作の秘密を何か一つ教えて!」と言われたエイブラムス監督は「No!」と即答。その理由について「僕は映画を観た時に『この物語はもう知っているよ』という気持ちになるのが嫌で、皆さんにもそういう気持ちになって欲しくないんだ。日本の皆さんに何か秘密を教えてしまったら、世界中の人も知ることになるし、いろんなポイントは予告編で出しているでしょ。とにかく劇場で皆さんにサプライズを与えたいんだ」と気持ちを吐露した。

そんな秘密主義の監督だが、「一つだけ教えようかな」と前置きし、「劇中である惑星が出てくるんだけど、その名前が『タカダノ』と言います。僕が初めて日本に来た時に、高田馬場のホステルに泊まっていたので、その思い出にちなんで名付けました」と明かした。フォトセッションでは、物語の重要なカギを握るドロイドBB‐8も登場し、コロコロと動き周って、愛嬌を振りまいていた。エイブラムス監督もBB‐8について「素晴らしいパーソナリティーを持っていて、他の役者たちを食ってしまうくらいの凄い演技を見せてくれた」と絶賛した。

公開情報 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」は2015年12月18日(金)18時30分全国一斉公開
公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/movie/force.html

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