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「きっと、うまくいく」大ファンの山崎貴監督&檀れいも登壇!「PK」ラージクマール・ヒラニ監督来日会見(2016.07.28)

日本で大ヒットを記録したインド映画「きっと、うまくいく」のラージクマール・ヒラニ監督と主演のアーミル・カーンが再タッグを組んだ「PK」の来日記者会見とジャパンプレミアが7月28日(木)、インド大使館で行われた。初来日を果たしたヒラニ監督は、黒澤明監督の大ファンで、「どですかでん」に因んだ名前の製作会社を設立してしまったほどだそうで、「黒澤作品を通して、日本を見てきました」と興奮気味に明かした。そんな監督の作品が大好きだという山崎貴監督と檀れいも駆けつけ、監督に花束を贈呈した。

テレビリポーターのジャグーは、地下鉄で黄色いヘルメットを被り、大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の飾りをつけてチラシを配る奇妙な男を見かける。「神様が行方不明」と書かれたチラシを読み、ネタになると踏んだ彼女は、“PK”と呼ばれるその男を取材することに。しかし、ジャグーが“PK”から聞いた話は、にわかには信じられないものだった。本国インドでは「きっと、うまくいく」を超える歴代1位を記録し、世界各国で外国語映画の興収記録を塗り替え、累計で100億円を突破した。

心待ちにしていた来日ということでヒラニ監督は「知り合いから簡単に話せる日本語として『もしもし』を教わったんですが、『こんにちは』の意味だと思っていたので、一緒に来日した息子が会う人みんなに『もしもし』と話しかけてしまい、後になって電話でしか使わない言葉だと知りました。それでも皆さんが笑顔で応えてくれて、日本の印象は笑顔が溢れる素敵な国です!」とユーモアを交えて挨拶。

作品については「神や宗教について描きましたが、我々が神を守る必要はなく、神は自分自身を守っているということ、そして自分が信じる宗教や神を一番だと思わなければ争いごとが起きない平和な世界になるということを大切なメッセージとして込めています」と明かし、「とにかくこれから皆さんにご覧いただくので、楽しんで観ていただき、感想をいろいろ聞かせてもらえたら嬉しい」とコメント。

「きっと、うまくいく」の大ファンで、オススメ映画として推薦しまくっていたという山崎監督は「昨日、観させていただいたのですが、心からやられた!という映画でした。ヒラニ監督は伏線の回収の仕方が素晴らしいのですが、『きっと、うまくいく』の時のように伏線に騙されないぞ!と思いながらも、途中からは映画の世界に飲み込まれて泣き続けていました。今日、こうしてお会いできるのは光栄で、嬉しいです!」と興奮冷めやらぬ様子。

檀も「本当に感動しました。思い出しても涙が出てきそうです。感情が忙しくて、ハラハラ、ドキドキ、次は何が起こるの?と、PKの一生懸命さも愛おしかったです。私もエンターテイメントの世界でお仕事させていただいていますが、映画の凄さを再認識させていただき、こんな素晴らしい映画をありがとうございますと言いたいです。沢山の人に観ていただきたいです」と語った。

2人のコメントを受け、ヒラニ監督は「山崎監督の作品のトレーラーなどを観させていただいたのですが、DVDを持ち帰って、観るのが楽しみです。日本一の監督の一人だとインドで紹介したいです。檀さんも何て綺麗な人なんでしょう!インド人の青年と恋に落ちるラブストーリーに出て欲しい。その時は僕が相手役として出演したいな」と熱視線を送ると、檀は「踊りの練習をしておきます!」と応え、夢のタッグが実現する可能性も。

最後に山崎監督は「元気になり、勇気付けられ、前向きに生きていこうという気持ちになれる映画。必ず大切な宝物が心に残るのがヒラニ監督の作品です」と語り、檀も「ヒロインのシャルマさんがチャーミングで溌剌としていて、惹き込まれました。歌って踊って、より彼女の魅力が倍増していて、心奪われてしまいました」とアピールした。

公開情報 REGENTS配給「PK」は2016年10月29日から新宿シネマカリテ、YEBISU GARDENCINEM他全国公開
公式サイト:http://pk-movie.jp/

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