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山崎アベンジャーズとしてこの作品に参加できて嬉しかった!「海賊とよばれた男」完成披露イベント&舞台挨拶(2016.11.15)

2013年「第10回本屋大賞」受賞、累計発行部数400万部を超える百田尚樹の同名小説を「永遠の0」でもタッグを組んだ山崎貴監督、岡田准一主演で映画化した「海賊とよばれた男」の完成披露イベントと舞台挨拶が11月14日(月)に東京国際フォーラムで行われ、山崎監督、主演の岡田をはじめ、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、野間口徹、ピエール瀧、綾瀬はるか、堤真一、國村隼、小林薫がレッドカーペットに登場。集まったファン約500人の歓声が響き渡り、握手や会話などで交流を深めた。

明治、大正、昭和を舞台に、主要燃料がまだ石炭だった時代から石油の将来性を予見し、若くして石油販売業に乗りだした国岡商店の創業者、国岡鐡造。その破天荒な発想と行動力で、次々と販路を拡大し、周囲から“海賊”と呼ばれ恐れられていた。日本人の誇りを追求する情熱を満ち続け、世界を相手に孤軍奮闘する国岡を中心に、彼を支える仲間と最愛の妻の姿を描き出している。

レッドカーペットで山崎監督は「これからも宣伝活動がありますが、皆さんの熱量を受けて頑張っていけると思います。今日はありがとうございました」と挨拶。岡田も「映画が完成したよ!と皆さんに報告できて本当に幸せです。熱を与える役だったんですけど、その熱を皆さんにも感じていただけたらいい」と語ると、山崎監督が岡田へ劇中のセリフをリクエスト。岡田は「役が抜けちゃっているので・・・」と言いつつも「油、持ってきたけぇ!」と叫ぶと大歓声が沸き起こった。

舞台挨拶では、外でのレッドカーペットを初めて経験した岡田が「レッドカープット・・・」と噛んで笑いを誘い、「何で笑っているんですか?緊張しているんです!」と続けるも、さらに「皆さんやさしゅく・・・」と噛み続け会場が爆笑に包まれ、吉岡が岡田に「大丈夫ですよ」と優しくフォローしていた。綾瀬も「雨がやんで良かったです」と語り、染谷も「来てくれた方たちに染谷君、髪伸びたね」と声をかけられ、思わず「タモリかよ!」と突っ込んだ話を披露。

撮影を振り返り岡田は「皆で作っている感じがしたし、綾瀬さんが来ている時の皆の喜びようといったら・・・。何故か薫さんが必ず横を陣取るんですよね」と明かし、綾瀬も「わずかな時間だったけど、参加した時はすごく活気のある国岡商店の中に入れたので、本当に素敵な現場でした。私も男性陣の中に混じりたくて、羨ましかったです」と語り、吉岡も「綾瀬さんがいると、おじさんたちも浮き足立っていて、リンスとコンディショナーの違いを聞いたら、『リンスはあっさり、コンディショナーはこってり』と教えてくれて、その時おじさんたちは“キュン”とした!」と明かした。

岡田が若い頃から60代、90代までの役を演じていることに小林は「どの年代を見ても普通にこの人は演じられる人だと思った」と語り、鈴木は「僕は60代の岡田さんと演じることが多くて、話し方や立ち方を見ても本当に60代にしか見えないのに、新年初めての撮影の時に小声でお年玉ちょうだいと言われました(笑)」とエピソードを披露。岡田にいじられていたという野間口も「はじめは染谷君がいじられ役だったんですが、先に撮影が終わってしまったので、その後は僕にまわってきた。いなくなった寂しさを僕で紛らわそうとしたんだな」と明かし、野間口との撮影が多かったピエール瀧も、撮影中に役名でなく「野間口!」と実名で呼んでNGになったことなど仲の良さをアピールした。

山崎監督と言えばCGやVFXを駆使した作品が多く、「ALWAYS」シリーズや「永遠の0」などが受け入れられる理由を“山崎組”と自負する堤は「運!」と一言だけ言い放ち、更に「運!運がいいだけ!」と冗談を飛ばすと山崎監督が「それだけか!」と爆笑。國村が「いい意味でエンターテインメントとしての分かりやすさと、本当に実在する世界に入り込んでしまうようなハイクオリティな映像や、人と人とのつながりを優しく見せるのが山崎作品」と語ると会場から拍手が起こった。

また、劇中に登場する国岡商店の社歌に込めた想いを聞かれると山崎監督は「日本人って辛いときに歌を歌うような民族な気がして、今回も歌って辛いことを乗り越えて、一つの大きな流れを作れたらいいなと思いました」と明かした。岡田も「頭の中で口ずさんでしまうような、とても気持ちのいい歌だと思った」と語った。最後に岡田は「山崎アベンジャーズと言われていますが、監督に共に戦おうと言われたことが嬉しかったですね。皆さんもこの映画がどういう風になっているか、楽しみに待っていて下さったと思います。期待を裏切らない作品に仕上がっていると思います。是非、最後まで楽しんで下さい」と締めくくった。

公開情報 東宝配給「海賊とよばれた男」は2016年12月10日(金)から全国公開
公式サイト:http://kaizoku-movie.jp/

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