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北村匠海「夢が叶った!」とアニメ愛炸裂!「HELLO WORLD」プロジェクト始動イベント(2019.08.08)

「時をかける少女」「サマーウォーズ」で助監督を務め、「劇場版 ソードアート・オンライン‐オーディナル・スケール‐」を興収25億円のヒットに導いた伊藤智彦監督による「HELLO WORLD」のプロジェクト始動イベントが8月8日(木)に行われ、伊藤監督をはじめ、声優を務める北村匠海、松坂桃李、浜辺美波が登壇。声優初挑戦となった北村は「昔からアニメ映画が大好きで、細田守監督作品のオーディションも中学生の頃から受けていたので、夢が叶いました。僕のキャリアの中では挑戦的なものでしたが、負けずに果敢に行こうと思いました」と意気揚々と挨拶した。

京都に暮らす内気な男子高校生・堅書直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが現れる。そして、直実がクラスメイトの一行瑠璃と結ばれること、瑠璃が事故により命を落とすことを告げる。彼女を救うため奇妙なバディが誕生するのだが、ナオミの真の目的、この現実世界に隠された秘密を知ることになる。アニメーション制作は、「楽園追放‐Expelled from Paradise‐」を手掛けたグラフィニカが担当し、脚本はCGアニメ「正解するカド」の野崎まど、キャラクターデザインは「けいおん!」シリーズの堀口悠紀子が手掛けている。

「パディントン」の吹替版を観た伊藤監督からオファーを受けたという松坂は「今度はパンダかな?ワニ?コウモリ?と1人で妄想して、ワニだったらコレで行こう!とプランを立てていたのですが、台本をいただいたら、男だし、(主人公の)10年後だし、人間だった!という感じでした。監督から熱烈なメッセージをお手紙でいただいて、お受けしました」と明かし、監督も「ラブレターなんて生涯書いたことなかった。松坂さんだけです!」とその声に惚れ込んだ様子。

ヒロイン・瑠璃の声を担当した浜辺は「アニメはずっと好きで、『ソードアート・オンライン』も大好きで、伊藤監督にお会いできるのが嬉しかったです。瑠璃と堅書君の甘酸っぱい青春と、大人のカタガキ君の純粋な想いが、女性だったら心にグッと来ると思います。純粋な青春SFラブストーリーを楽しみにしていて下さい」とアピール。映像が出来る前に声を収録するプレスコ方式だったということで、伊藤監督は「皆さんがやり易いよう、お芝居感を活かそうと思い、それに見事に応えていただきました」と満足そう。

また、「今もっともおもしろいアーティストたちによって、新しい映画音楽のかたちを創造する」をコンセプトに、本作のためだけに結成されたエクスクルーシブな実験的プロジェクト「2027Sound」として、それぞれ主題歌を担当したOKAMOTO’S、Official髭男dism、Nulbarichも登壇。OKAMOTO’Sのオカモトショウは「こういう作品に携われるのが嬉しかったし、映画に華やかさや切なさを増すための音を作ろうと作業しました。主題歌の『新世界』は絵コンテと脚本の第一印象で作った曲で、その後40曲以上作っているんですが、監督からも『最初のアレがいい!』と言われました」とコメント。

Official髭男dismの藤原聡は「『イエスタデイ』は恋が始まるシーンに使われる曲で、歌で更にそのスピードを加速させようと思いました。直実が瑠璃を思う気持ちが強くなる一方で、これでいいのか?と葛藤する様子を、さわやかに表現しました」と明かし、NulbarichのJQは「『Lost Game』について喋るとネタバレになってしまうので、とにかく観ていただいた方がいい。3人目のナオミという気持ちで作りました」とし、松坂も「もの凄くナオミの感情に引き込まれるような、彼の心が鮮明になる曲で、これを聴きながら声を入れたかったというくらい感動しました」と太鼓判を押した。

なお、「2027Sound」にはこの他、OBKR、Yaffle、STUTS、BRIAN SHINSEKAI、AAAMYYY参加しており、ジャンルを超えたバラエティ豊かな才能が融合し、化学反応を起こしながら43曲の劇伴を制作している。

公開情報 東宝配給「HELLO WORLD」2019年9月20日(金)全国東宝系で公開
公式サイト:https://hello-world-movie.com/

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