ニュース

妻夫木がおばあちゃんの声にドラ泣き!「STAND BY ME ドラえもん2」完成報告会(2020.10.29)

2014年に公開され、興収83.8億円の大ヒットを記録した3DCGアニメーションの第2弾「STAND BY ME ドラえもん2」の完成報告会が10月29日(木)に行われ、前作に引き続きコンビを組んだ八木竜一監督、山崎貴 脚本・共同監督、大人になったのび太を続投する妻夫木聡、物語の行方を握るのび太のおばあちゃんを演じる宮本信子が登壇。また、ゲスト声優として、ひみつ道具“入れかえロープ”の声を演じた羽鳥慎一アナウンサーがMCを務めた。

今年で漫画連載開始から50周年を迎える「ドラえもん」。2014年公開の前作では、「のび太の結婚前夜」が描かれ、“大人も泣ける感涙ストーリー”として話題を呼んだ。今回は原作の中でも名作として知られる「おばあちゃんのおもいで」をベースに、新たなオリジナルの要素も加え、のび太としずかの結婚式当日が描かれる。また、主題歌は石崎ひゅーいが作詞・作曲した「虹」を菅田将暉が歌い上げており、「家族」をテーマにした歌詞は、夫婦となる新郎新婦やその両親、それぞれの思いに寄り添っている。

大人のび太を演じた妻夫木は「前作でものび太の声を演じられて誇りに思っていたので、今回も僕で良ければまた使って下さい!という気持ちで精一杯演じました」とし、おばあちゃん役として初参加の宮本も「ほっこりした気持ちにさせてもらいました」とニッコリ。八木監督は「今回は結婚式当日ということで、1カット1カット、前作の出来栄えを越えるよう一生懸命作りました」と力を込め、山崎監督も「前作は思った以上に沢山の方に観ていただき、愛していただいたので、今回は念願だった『おばあちゃんのおもいで』を、念願の宮本さんで作れて幸せです」と明かした。

今回は声を先に収録するプレスコで進められたということで、妻夫木は「自由にできる分、不安も多かったんですが、自分なりに楽しんで出来ました」と語り、八木監督から「一応秒数は決まっているんですが、妻夫木さんから『もう少しゆっくり演じたい』と言われて、それが凄くムードがあって良かったので、カットを伸ばしました」と明かされると、「僕のわがままのために、長くなってスミマセン!」と平謝り。また、宮本は役作りについて「丸ごとのび太君を受け入れる存在だったので、大きな空気みたいなものをフワッと出して包み込むように演じました」とコメント。

そんな宮本の声に妻夫木は「いつもは試写で観ると、自分の反省点ばかり探してしまうんですが、今回は宮本さんの声を聴いただけで泣けてきて、おばあちゃんが出て来る度に泣くスイッチが入ってしまいました」と絶賛。一方の宮本はまだ本編を観ていないそうで、「この映画だけは子どもたちと一緒に劇場で観たいと思っているんです!是非、初日を迎えたら、劇場へ行って拝見したいです」と明かした。

“入れかえロープ”の声を担当した羽鳥アナは、自分の声の評価も気になったようで、「どうでしたか?」とズバリ聞くと、山崎監督は「素晴らしいロープっぷりでしたよ。丁度よく無責任なロープって感じで、AIっぽかった」とし、八木監督も「エフェクトをかけても羽鳥さんらしさが残っていて、真面目さがロープによく出ていました」と称賛。ここで、ドラえもんも登場。「僕と1日何をして過ごしたい?」と妻夫木に投げかけると、「どこでもドアで世界中のおいしいものを食べに行きたい」と答え、ドラえもんも「いいね〜!時々故障するから、ばっちり準備しておくよ!」と意気込んだ。

最後に妻夫木は「不安を感じることが多かったこの頃ですが、この作品を観た時に『ホッとしたかったんだな』と感じたし、久しぶりに泣きました。頑張らなきゃ、泣いちゃいけない!という自分がいたんだと思うんです。なので、皆さんにとってのホームタウンのような映画になったらいいなと思います。劇場でまた、ドラ泣きして下さい」と締めくくった。

公開情報 東宝配給「STAND BY ME ドラえもん2」は2020年11月20日(金)全国東宝系公開
公式サイト:https://doraemon-3d.com/pc.html

バックナンバー

ページのトップへ