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今年はスクリーン上映&オンライン配信で開催!「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」記者発表(2022.06.15)

7月16日(土)から7月24日(日)までの9日間、埼玉県川口市のSKIPシティ他で現地開催され、7月21日(木)から7月27日(水)までオンライン配信も行われる「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」の記者発表が6月15日(水)に行われた。オープニング作品として、2018年の「予定は未定」から「ミは未来のミ」「コーンフレーク」と3年連続で本映画祭受賞を果たしている磯部鉄平監督最新作「世界の始まりはいつも君と」がワールド・プレミア上映され、国際コンペティションの審査委員長には女優の寺島しのぶが就任することが発表された。

はじめに、大野元裕 実行委員会会長(埼玉県知事)は「この2年間はコロナ禍でオンライン配信にした事により、30代以下の視聴が増加し、43都道府県に作品を届けられたという良い面もありました。しかし今年は3年ぶりのスクリーン上映とオンライン配信のハイブリッドで開催します。99の国と地域から935本の作品が集まり、改めて映画の力と映画祭への期待を感じます。コンペティションの審査委員長には、寺島しのぶさんと、芦澤明子さんという、映画へ情熱をかけてこられたお二人を迎えるので、新しい才能を発掘していただきたいと思っています」と挨拶した。

本年度の国際コンペティションは、99の国と地域から775本の応募があり、その中から10本が選出された。審査委員長を務める寺島しのぶ氏は「この映画祭から大きな才能を見つけて、花開いていく過程に携われること、素敵な作品に出会えることを楽しみにしています」とコメント。また、国内コンペティションは、長編部門に59本、短編部門に160本の応募があり、審査を経て長編6本、短編8本が上映される。黒沢清監督作品をはじめ、数々の映画の撮影を担当してきた芦澤明子氏は審査員長を務めるにあたり、「作家の方々は大きなスクリーンで観てもらうチャンスを生かして、この映画祭をいい意味で利用し尽くして欲しい」と笑顔で語った。

今年は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、チャリティ上映「ウクライナに寄せて」を開催。過去の国際コンペティションに選出された、アリーナ・ゴルロヴァ監督作「この雨は止まない」と、マリナ・エル・ゴルバチ監督&メフメト・バハドゥル・エル監督作「ラブ・ミー」と、2本のウクライナ作品をリバイバル上映する。なお、本企画で得た収入は、ウクライナ人道支援に贈られる。

また、特集上映「What’s New〜飛翔する監督たち〜」では、オープニング作品の「世界の始まりはいつも君と」をはじめ、過去に本映画祭でノミネートを果たした監督たちによる最新作を紹介。昨年の国内コンペティションで優秀作品賞&観客賞を受賞した萱野孝幸監督によるゴミ屋敷オフビートコメディ「断捨離パラダイス」。そして、日本初の駐禁コメディを謳った「ミドリムシの夢」が2019年にノミネートされ、その第2弾となる「ミドリムシの姫」がワールド・プレミアで上映される。

開催情報 2022年7月16日(土)〜7月24日(日)、埼玉県川口市SKIPシティ他で開催
公式サイト:http://www.skipcity-dcf.jp/

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