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NGなんてなし!の福田組に吉沢亮も仰天!「ブラックナイトパレード」製作報告会(2022.11.01)

漫画「聖☆おにいさん」などの原作者・中村光の最新クリスマスコメディを映画化した「ブラックナイトパレード」のクリスマス出発式と題した製作報告会が11月1日(火)に行われ、“ブラックサンタ”を演じた吉沢亮、中川大志、渡邊圭祐と福田雄一監督が登壇した。予告映像を観た監督は「面白そう」と自身の作品ながら絶賛し、「完成途上なので、出来上がったら面白くなると期待しています。中村先生の漫画の魅力は、タブーに軽いステップで踏み込んでいくところで、今回も子どもが観たらどう思うかな?というところに踏み込んでいきます!」と意気込んだ。

「良い子のところには、欲しいプレゼントを持った赤いサンタが、悪い子のところには、欲しくもないプレゼントを渡しに黒いサンタがやってくる」というサンタクロースにまつわる実在の伝承を基に描き出す本作は、“受験失敗・就活失敗・彼女無し”の日野三春が突如、北極にあるサンタクロースハウスに誘拐され、世界中の子供たちにプレゼントを配るブラックサンタとして働く事になる姿を描く。福田作品には「銀魂」シリーズなどにも出演している吉沢だが、主演は初ということで「純粋に嬉しかったです。ブラックユーモアとミステリアスな伏線があって、どう福田さんが演出するのかワクワクしました」と笑顔。

そんな吉沢について福田監督は「今までとは一味違うかも。大河(ドラマ)を観ていたので、あの渋沢さんがこうなるか!という本当にふざけた役。走り方一つとっても変だし、ダメ男ぶりが沁み込んでいる」と称賛。また、「鎌倉殿の13人」の撮影と同時並行しながら、テンションアゲアゲでDQNなチャラ男・田中皇帝(カイザー)を演じた中川は「コンビニで廃棄弁当を食って、戦にいくみたいな流れになっていました(笑)。原作ファンに愛されているぶっ飛んだキャラクターなので、自分に出来るかな?というプレッシャーが凄かったです」と明かした。

そして、何かと三春の事を気にかけるが一切笑わないイケメン・古平鉄平を演じた渡邊は「皆さんが笑いどころを作ってくる中で、一切リアクション出来ないのが辛かったです。福田組に全然向いていないキャラでした」と大変だった様子。吉沢も「みんながふざけているから、彼(渡邊)が可哀そうで、必死に笑いをこらえている顔を見ているだけで面白かった。今回はとにかく現場で役者さんたちの動きを見て、瞬発的に反応する辛さがありました」と語ると、福田監督は「亮君がここまでやるのは見たことない。隙があればボケてるし!」と笑いのセンスを称えた。

また、吉沢は福田組常連の佐藤二朗に憧れていた話を振られると、「昔の話ですけどね!」とかますも「ウソです!」と慌て、「『勇者ヨシヒコ』なんかの自由なお芝居を見て、僕もああなりたいと思いました。これまでは同じ作品に出ていても同じシーンが無かったんですが、今回はご一緒することがあって、意味がわからなかったですね。変な声とか普通に出すんだ!?って思ったし、僕をどうにか笑かそうとしてきました」と明かし、渡邊も「こっちの身にもなって欲しい。カメラに背を向けて思いっきり笑ってしまいました」と飛んだ災難だった様子。

通常であれば笑ってしまえばNGだが、福田監督は「画面内で誰かが笑っているのが好きで、そこを使うのがエクスタシー!」と独特の演出方法を披露。吉沢は「『銀魂』の時も、『いやー坂田くん』って言わなくちゃいけないところを、『いやー沖田くん』って自分の役名を言ってしまって。そうしたら監督から『今のは続けた方が面白いだろう!』と言われ、セリフを間違えているのに続けなきゃいけない恐怖体験をしました」と明かした。

最後に吉沢は「最高に笑える映画になっていると思いますが、骨太なストーリーもあり、充実感のある作品です。お子さんを連れた家族でも、カップルでも、一人でも。クリぼっちの味方ですから、ぜひクリスマスは映画館で楽しんでいただければと思います」と呼び掛けた。

なお、公式サイトでは「あなたの夢、ブラックサンタが叶えます!!」企画が始動し、「こんなプレゼントを届けてほしい」「こんな姿が見たい」などなど、キャスト陣に叶えて欲しいことを12月9日(金)12時まで募集している。

公開情報 東宝配給「ブラックナイトパレード」は2022年12月23日(金)全国公開
公式サイト:https://bnp-movie.jp/

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