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8年ぶりにタカとユージが復活!「帰ってきた あぶない刑事」製作発表会見(2023.11.01)

1986年にTVドラマが開始され、軽妙なトークと激しいアクション、他の刑事ドラマとは一線を画すオリジナルな世界観でファンを魅了し、愛され続けてきた「あぶない刑事(デカ)」が復活し、「帰ってきた あぶない刑事」として2024年5月24日(金)の公開が決定。その製作発表会見が11月1日(水)に行われ、主演の舘ひろし、柴田恭兵をはじめ、浅野温子、仲村トオルが登壇した。舘は「『さらば』と言ってニュージーランドに行ったんですが、また帰ってきちゃいました」と言って笑い、柴田も「タカとユージが出会って37年。相変わらずチームワークが良くて、とっても素敵な映画が出来上がりました」と自信を見せた。

TVシリーズでは、1988年から放送された「もっとあぶない刑事」で最高視聴率26.4%を獲得。映画シリーズも1987年公開の「あぶない刑事」から2016年公開の「さらば あぶない刑事」までの7作品で総動員数700万人、総興収98億円のヒットを記録するなど、同じキャストが出演する刑事モノ映画では、「ダイ・ハード」(計6作品)を超える世界記録を誇っている。最新作では、前作で"さらば"を告げたタカこと鷹山敏樹と、ユージこと大下勇次が、8年の時を経て探偵としてヨコハマに帰って来る。

久々の復活に舘は「この4人が揃うと最強で、また会えて嬉しい。とにかく恭サマがいれば、何も怖くなくて安心します」と語り、柴田は「『さらば』でおしまいだったんじゃないの?って言ったんですが、舘さんやトオル君に会いたかったし、温ちゃんともお芝居したいと、いつも根っこでは思っていました」とコメント。浅野も「まじ!?って思いました。また8年後にやるのかなぁ。やんなっちゃうねー」と言いつつも嬉しそう。仲村は「何回帰ってくれば気が済むんだ?という感じですが嬉しかったし、ブランクがある期間も町田透は僕の中に居続けました」と明かした。

スタッフは総替わりし、原廣利監督をはじめ若いスタッフに囲まれての撮影だったということで、柴田は「初めて『あぶ刑事』を撮る若者ばかりだったんですが、舘さんが来れば『ダンディ鷹山だ!』、僕も『セクシー大下だ!』って感じで見てくれて、このスタッフさんたちの気持ちに応えようと思いました」と振り返り、「昔から楽しくてカッコ良くて、観終わって何も残らない作品(笑)。でも、そこを目指してきた。今回はちょっと切なさもあって、必ず元気になれるし、明日から頑張ろう!という気持ちになれる映画です」と語った。

若者たちに伝えたい"あぶ刑事魂"はあるか質問されると、舘は「そんなおこがましいこと・・・。とにかく出来ることを精一杯やるだけ」と謙遜し、浅野は「そんなのあるのかな?ツッコミどころもいっぱいあるし、それでいいんじゃないかな」とあっけらかんと答え、仲村は「若い女優さんに、このチームは『All for Two』だからと伝えました。最後はお二人(舘&柴田)にパスを出せということです」とコメント。柴田も「舘さんはずっとラグビーをやっているので、しっかり皆を把握してリードしてくれる最高のキャプテンです」とヨイショするも、舘は「ラグビーの話をしてたの?日本が負けて残念。ニュージーランドも負けて残念です」ととぼけてみせた。

期待のアクションシーンについて舘は「恭サマが全部やられてて、僕はちょっと銃を出して撃つぐらい。わたくしよりも恭サマ」と柴田に振ると、「先週、走るシーンを撮り終えて、絶対に『72歳と2ヵ月』ってテロップを入れてねと伝えました。とにかく一生懸命走りました」と苦笑い。最後に舘は「若いスタッフたちと撮った新作を、是非楽しみにしていただきたい」と語り、柴田も「ファンの皆様が僕たちに何本も映画を撮らせてきてくれたので、その方たちの思いに応えられるような『あぶ刑事』が出来ました」とアピールした。

公開情報 東映配給「帰ってきた あぶない刑事」は2024年5月24日(金)全国公開

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